あなたはこの男の顔を見たことはないだろうか? 実はこの男、実在する人物かどうかさえ不明。しかしながら、世界各国で目撃例が相次いでいる。誰かはわからないのだが、いつしか人々に「This man」と呼ばれるようになり、インターネットを通じて長らく捜索が続けられているのだ。

この男の目撃される場所、それはあなたの夢の中なのである……。

男についての話は以前の記事でもご紹介していた。最初に目撃情報をネット上に公開したのは、ニューヨークの精神科医だ。2006年1月にこの医師のもとに1人の女性が訪れ、額が禿げ上がりギョロッとした目の男が、夢に繰り返し姿をあらわすと相談したのである。彼女の証言をもとにモンタージュを制作したところ、他の患者も「この男(This man)を見たことがある!」と証言したのだ。

何か手がかりが得られるのでは? と思いネット上に情報を公開したところ、3年間で2000件もの目撃証言を寄せられた。アメリカだけでなく、ロシア、フィンランド、ドイツ、イタリア、フランス、インド、中国、韓国、ブラジル、アルゼンチン、コスタリカ、ベネズエラなど国も地域も関係なく、報告が集まってきた。

証言内容もさまざまだ。ある人は「自分の恋人として登場した」と話し、またある人は「サンタクロースの格好をしていた」など、夢に登場する傾向は決まっていない。サイト運営者の考察では、次の4つの可能性があるとしている。

・なぜ「This man」を夢に見るのか? 5つの仮説
1. 元型論
ユングの考える分析心理学に基づく、ストレスを感じる状況で誰もが夢に見る元型ではないか……。

2.宗教論
宗教の観点に基づくと、もしかしたらこれは創造主(神)かもしれない……。

3.ドリーム・サーファー
男性は実在の人物で、特殊能力で他人の夢に入り込んでいるのかもしれない……。

4.夢のイミテーション
「This man」のサイトで男の顔を見たことをきっかけに、彼の顔が頭から離れなくなり、夢にまで見るようになったので……。

5.あとづけ
通常、我々は夢で見た人物の顔を覚えていない。覚醒した状態で「This man」の顔を見ることによって、「この男の顔をみた」と錯覚しているのかもしれない……。

サイトが開設してから5年以上を経ているのだが、いまだに原因は解明されていない。そして、目撃情報は絶えることはないのだ。この男はいったい誰なのだろうか、そして人々がずっと夢見続ける理由は? いつの日か解決することを願う。あなたは夢のなかで、この男に会ったことはないだろうか……。

参照元:This man(英語)

▼ 海外で報じられた「This man」のニュース

▼ 似顔絵、タッチは違うが同一人物を描いたもののようだ