20代は自分のことで一生懸命。30代~40代になってやっと落ち着いてきたなぁと思ったら、ふと気づくと親が定年間際。今度は親の健康や将来が不安。

ちゃんと計画的に生活資金を管理できるかな、介護が必要になって正しい判断ができなくなるかも、高齢者を狙った詐欺も横行しているし……人生に心配はつきません。特に親と別居だとなおのこと心配ですが、プロにお金の管理を任せる「信託」という選択肢があります。

信託とひとくちに言ってもいろいろありますが、三菱UFJ信託銀行が業界初となる、生前から相続以降まで一貫して資産を管理する「ずっと安心信託」の募集を3月12日より開始しました。同社では、以前より相続発生以降の家族への資産承継ニーズにスポットを当てた商品を多く手がけていますが、「ずっと安心信託」では “生前の自分(契約者自身)の受け取り”を可能にしているのが特徴で、

● 給与や年金のように生活資金を計画的に受け取る
● 万一の際には必要となる資金が相続手続きを経ることなく遺された家族に対し支払われる
● 相続以降も遺された家族が生活資金を継続的に受け取る 

の3つのプランをライフスタイルに合わせて組み合わせることが可能です。

一般的に口座名義人が死去した場合は引き出しどころか、名義変更や解約に多数の書類が必要など非常に面倒。ですが「ずっと安心信託」は、事前に受け取り人を設定しておくことで、このような面倒な手続きが不要になるという特徴もあります。万が一のときのまとまった資金は遺された家族にとって思った以上にありがたいものです。

たいていの信託は「管理手数料」と「運用報酬」が必要ですが、「ずっと安心信託」の場合は管理手数料は無料だそう。金利だけを見れば外貨預金や国債など他の商品もありますが、元本保証で長期的に、しかも万一の時に簡単に家族に引き継げるという点で、資産管理面において一家のリスクマネジメントというメリットがありそうです。信託商品も単純に金利だけが売りではないんですね。

ちなみに管理面の安心にプラスして資産も増やしたいという退職者の方には「ずっと安心信託」に退職金運用プランをセットして店頭表示金利にプラス2.2パーセント(税引前)の金利がつく「ずっと安心信託プラン」も用意しているそうです。

ゼロ金利時代とは言いますが、タンス預金や定期預金だけではなく、資産管理という安心を提供してくれる信託銀行にお願いするというのもひとつの選択肢かもしれません。

参照元: 三菱UFJ信託銀行