みなさんに質問。恋人関係や夫婦関係において、あなたがより幸福感や満足感を得られるのは次のどちらの状況だろうか。相手の機嫌が良いとき? それとも悪いとき?

最新の研究によると、愛する人の機嫌の善し悪しをどのように捉えるかについて男女間で大きな違いがあることが明らかになったそうだ。

ハーバード大学医学部の研究者らは既婚・未婚合わせて156組のカップルを対象に実験を行った。まず、過去2カ月間に起きた嫌だったこと、腹が立ったこと、がっかりしたことなどについて一人ずつに話をしてもらい、その様子を録画した。

次に、その動画を配偶者や恋人に見せて彼らの反応を脳波によって記録すると同時に、彼らがどのように感じたかや二人の関係に対する満足度など様々な質問に答えてもらった。

すると、男性の場合、相手の機嫌が良いときほど自分も喜びを感じ、二人の関係に満足できるのに対し、女性は相手が不機嫌なときほど満足感を得られるという結果になったという。

では、女性がこのような反応を示すのは一体なぜなのだろうか。研究者の一人であるコーエン医師は「怒りや落胆などのようなマイナスの感情を男性が表すことで、女性は二人の関係の深さを感じ満足できるようです。つまり、内に秘めた気持ちを自分と共有してくれることに喜びを感じているのです」と説明している。

「男女間の喧嘩で、男性が口論を避けるために沈黙したり殻に閉じこもったりすると、女性がより不満を募らせる結果になるのもこのためだと考えられます」とのこと。

また、女性の場合、自分が不機嫌なときは男性に気付いてほしいと思っていることも明らかになった。それによって、二人の関係がうまくいっていると感じ嬉しくなるというのだ。気付いてしまった男性にとっては、まったく喜ばしくない状況だというのに……。

単純に「相手の喜びは自分の喜び」と捉える男性と、ネガティブな感情ほど共有することに喜びを感じる女性。男女関係が難しい理由は、こういったところにも潜んでいるようだ。

参照元:The Telegraph(英文)
Illust:rocketnews24.