日本時間3月8日未明、世界中が注目するなかアップル社によりiPadの新型モデルが発表された。しかし新しいiPadはかねてより噂されていた「3」でも「HD」」でもなかった。なんだか肩すかしを食らった人も多いかもしれない。

だががっかりするのはまだ早いぞ。お隣の中国ではどう見てもアップル製品にインスパイアされた謎のチャイナパッド「DPad」が絶賛発売中だ!

DPadはiPhone3GSっぽい形をしているが、iPhoneより大きくiPad2より小さい。iPhoneより画面は大きいけどiPadほど場所をとらない。両機のイイトコどりをした次世代タブレットだ。

見たところ一概に粗悪品とも言えない。そして画面に指をあててみると……動かねぇぇぇぇぇ!! 指でなぞっただけでは微動だに動かないのだ。「なんで動かへんねん!!」とツメでこづいてみると……もっさりと動いた。

どうやら指ではなく面積の小さい固いものだと動くようなのだ。それにしても動きがもっっっっっっっっさりである。ニンテンドーDSのタッチペンを使うと多少動かしやすくはなったがサクサク動くとは言いがたい。

カメラもシャッターボタンを押すと「ガスッッ」とボディーブローを食らったような重音と共にもっさりと画像が保存されていった。

しかしデフォルトですでに51ものアプリが入っている。しかもネットワークにつながっていなくてもラジオやテレビも視聴可能らしい。SIMカードも2枚入っちゃうぞ。これはもしものときに安心。なんだか可能性を感じずにはいられない。

iPadはより速くそして画像はより美しく進化をしている。DPadは何を目指して作られたのだろう。この謎のチャイナパッドはアップル製品に似た名前と形をしている。リスペクトしているのかインスパイアなのかはわからないが、どうも違う方向に進化をしていきそうだ。

photo:Rocketnews24.

▼SIMカードも2枚入る

▼ラジオモード、アンテナつきだ

▼iPhone4Sと