一度は行きたい夢の国・ディズニーランド。現在、世界中に11のパークがあり、子どもだけでなく大人までも魅了している。

時代に合わせて進化を遂げているが、誕生したばかりのディズニーランドはどんなものだったかご存知だろうか。

ディズニーランド第1号は1955年アメリカ・カリフォルニア州で生まれた。その初期映像がYoutube上で公開、ウォルト・ディズニー自身が手がけた夢の国が見られると話題になっている。

初期のディズニーランドが紹介されているのは、Youtube上にアップされた「Disneyland Canon 1957」だ。開園して2年後の1957年、ウォルト・ディズニー存命中のパークの映像である。

当時、遊園地が子どもだけのものだったのに対し、ディズニーランドは「全ての人が楽しめるテーマパーク」を目指して建設されたものだ。完成までに15年もの歳月を費やした一大事業である。

計画にはウォルト自身も深く関わっており、何度も建設現場を訪れ、大人・子どもそれぞれの視点に立ち細かくチェックしていたそうだ。

映像ではすでにシンデレラ城、ファンタジーランドなどお馴染みの景色が見られる。パーク内を本物の馬が走り、船上では楽団の生演奏、アトラクションの機関車の造りもとても丁寧だ。

今見てもワクワク、ディズニーランドに行きたくなってしまうほどである。子供だましではない。この妥協ない仕掛けが夢と魔法の国の存在をよりリアルなものにしているのである。

ウォルトは生前「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り成長し続けるでしょう」と語っている。何度でも行きたくなる場所、いつ言っても楽しい驚きがある場所、その原点はまさにこの映像の中にあるのである。

参照元:Youtube DisneyHistory