東日本大震災で大きな被害をだした宮城県・気仙沼。つい先日、筆者も宮城県気仙沼に訪れたが、街は工事関係者の方でいっぱいだった。また、観光客の人もちらほら来ているようで、商売をやっている人たちからは、「もっと多くの人に来てほしい」という声も聞かれた。

ある市民からは「地元の人は生活に必要な分しか購入しないため、客単価がとても低いんです。確かに現状はホテルも満室なので、観光客に来て頂くのは厳しいかもしれないんですが……」といった声もあり、宿泊での旅行はまだまだ難しいのが現実だ。

しかしながら、やりようによっては現地の人に迷惑をかけずに観光で気仙沼へ行くことも可能である。今回は、筆者が行った経験をもとに、気仙沼に行く最適な方法をみなさんに伝授したいと思う。」
 
1、東京駅→一ノ関駅(岩手県)
※JR新幹線はやて(片道:12270円)
※所要時間 2時間18分

2、一ノ関駅周辺のビジネスホテルで一泊する
※一ノ関駅には複数のビジネスホテルがある。
※大人1名だと安くて1泊6000円くらい。

3、翌朝、8時に一ノ関駅前の『駅レンタカー』に行きレンタカーを借りる
※借りる時間は12時間で良い。『駅レンタカー』の営業時間は8:00-19:00(12/1-3/31)のため、19時に車を戻さなければならないから。

4、レンタカーでいざ、気仙沼へ。所要時間は1時間~1時間半程度
※ひたすら一般道(気仙沼街道)を走る。途中山道があるが、高速道路はない。

5、10時頃に気仙沼に到着。17時まで自由時間
※7時間ほど滞在可能。

6、17時、一ノ関駅に向け車で出発

7、19時、一ノ関に到着、新幹線(「やまびこ」もしくは「はやて」)で東京駅へ
※片道:12270円
 
……いかがだっただろうか?

気仙沼では数件の宿泊施設が稼働しているが、現在は復旧復興のため、工事関係者が長期でおさえているのが現状だ。したがって、一度一ノ関に宿泊し、朝から気仙沼に行くというのが最もオススメできる観光方法と言えるだろう。

ちなみに、一ノ関駅から気仙沼までは電車が出ているが、現地に到着しても移動手段の足がない。極力、一ノ関駅でレンタカーを借りておくべきである。

photo:rocketnews24

▼A地点が一ノ関駅

▼一ノ関~気仙沼の道中