今や日本でも、3~4人に1人は離婚する時代。そもそもは赤の他人同士が生活しているわけで、知っているようで知らなかったあんなところやこんなとこ、気付けば妻の寝顔を見る度に、旦那のおならを聞く度に「イラっ」としているような夫婦も多いことでしょう。

一方、離婚大国アメリカでは1970年に「無責離婚法」が制定され、夫婦の合意がなくても一方的に離婚出来るような簡単なものになっています。

日本ではどちらかが離婚に反対した場合は、原因が法律上で認められない限り成立はしませんが、アメリカでは、日本のように不倫や暴力などの一方の否を裁判で証明する必要がないのです。また特別な理由がない場合でも、一年間の別居状態であれば離婚が成立する州がほとんどなのです。

この法律が制定される前までは、高い慰謝料を得るために一方がなかなか離婚に合意しなかったり、相手に否をかぶせようと泥試合になったりと、よくちまたで聞かれる離婚劇も多く巻き起こっていたそうな。

なんにせよ、駄目になりそうなところを二人で努力し、苦楽を伴にしてこその結婚生活のような気もしますが、かく言う筆者もかつて外国人とアメリカで結婚し、この法律により離婚されてしまったという、笑うしかないような過去があります。次回は日本の法律で守られながら、死が二人を分かつまで添い遂げられる相手をみつけたいものです。

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