mixiやFacebookなどのSNSは友人とのコミュニケーションに便利だ。SNSで実名登録や写真を載せている方は連絡の途絶えていた友達や同級生に再会するようなこともあるのではないだろうか。

今、スウェーデンではFacebookでとても素敵な出会いのニュースが話題だ。ある女性がFacebookを通して友人どころか存在さえ知らなかった双子の姉妹と奇跡的な再会を果たしたのである!

生き別れの姉妹と再会を果たしたのはスウェーデン在住のリン・バックランドさん(28才)だ。リンさんはインドネシア生まれだ。生後8カ月の頃スウェーデン人の養子となり、以後ずっとスウェーデンで暮らしている。

ある日、彼女はFacebookでエミリーと名乗る女性から「私とあなたの双子の姉妹かもしれない」と書かれていた妙なメッセージを受け取った。

リンさんは好奇心から、両親にそのことを話してみた。だが、わかったのは彼女はスウェーデンに来る前、インドネシアの孤児院にいたということだけ。当時の資料からはリンさんに家族がいたかどうかはわからないとのことだった。

どうしても気になったリンさんは思い切ってエミリーさんに直接会って確かめることにした。そこに現れたのは自分にそっくりな女性、一目見て双子の姉妹だとわかったそうだ。

さらに驚くべきことにエミリーさんもリンさんと同様スウェーデン人の養子となっていた。家もリンさん宅から60キロも離れていないところにあるそうだ。

しかも職業は二人とも教師。結婚式も1年違いで全く同じ日に挙げており、そのときにかけた曲も同じものだったそうだ。なんという偶然! これも双子のなせるわざなのだろうか。

先日行われたDNA検査の結果からも2人は科学的にも双子であるということが証明された。

しかし2人は「28年間一度も会ったことはないけれど、会った瞬間私たちは姉妹だってわかったわ」、「DNA検査は重要なことじゃない。検査を受けなくても私たちは双子であることを強く感じられる」と語っている。

はからずともよく似た環境下で育っていた二人。だがFacebookがなければ再会することもなかったかもしれない。事実は小説より奇なりとはまさにこのことである。

参照元:The Local(英語)

▼こちらがリンさん(右)とエミリーさん(左)