「派手に行くぜっ!」でお馴染みの『海賊戦隊ゴーカイジャー』。海賊だけど、実はメッチャ心が熱い! 一見、悪いヤツに思えて実はイイヤツ! わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい。そして、悪党でもいい、心優しく育ってほしい……と思っているパパさんたちも多いだろう。

だが、残念なことに、『海賊戦隊ゴーカイジャー』もあと少しでエンディングを迎えてしまう。最終回は2月19日の予定……もうほんとに、あと少しだ! でもって、こんな時期になると、おもちゃ屋にて「戦隊モノのオモチャがあまり売れてないっぽい」という光景を目にすることがあると思う。一体なぜか。どうしてか。その理由は簡単である。

あと少しで終わってしまうからである。次の戦隊モノである『特命戦隊ゴーバスターズ』が始まったその瞬間、子どもたちの心は「ゴーバスターズ最高ッ!」となってしまうからである。

当然といえば当然。しかし、そんな子どもたちの動向を熟知しているパパママたちは、この時期、愛する我が子たちが「ゴーカイジャーのオモチャほしい!」と懇願しても、「まてまてまてまて」とスルーする事が多いという。いくら安売りしていても、赤字覚悟で投げ売りしていても、「まてまてまてまて」となってしまうことが多いのだという。

そして、『特命戦隊ゴーバスターズ』が始まったその瞬間、新たなギミックを持った玩具が発売される。もう放送と同時に発売される可能性が高い。そして、いつも品薄になる。この先、1年間は使えるオモチャを、パパママたちは確保したい。そして、品薄になることを見越して買い込む転売屋たちも行列に並ぶ。そして、プレミア価格がつくのである。これが毎年、いや、仮面ライダーを含めると年に2回、いやいや3回、4回……と繰り返されていくわけである。

果たして、『特命戦隊ゴーバスターズ』のオモチャは品薄になるのであろうか。たとえ品薄になったとしても、適正な価格でパパママたちがゲットできる仕組みを、メーカーには整えてほしいと切に願うばかりである。親たちが見たいのはプレミア価格ではない。子どもたちの笑顔なのだから。

Photo:RocketNews24.