お仕事中や集中したい作業中に、聞きたくなるのが音楽だ。自分の好きな曲を聞いている人もいるだろうし、ラジオから流れる音楽に身をまかせる人もいるだろう。

だが、自分の好きな曲ばかり聞いていると、音楽の幅は広がらない。ラジオを聞いていれば知らない曲も入ってくるから、音楽の幅は広がるけど、自分の好きじゃない曲も入ってくる。どちらも一長一短だ。

そんな時に、ぜひとも試していただきたいのが、海外の無料ネットラジオの『jango(ジャンゴ)』である。類似のサービスはいくつもあるが、jangoのスゴイところは「自分の好きなアーティストでラジオステーションが作れる」ということ。簡単に解説してみよう。
 
自分だけのステーション(番組)を作れる!
jangoのサイトに行くと、まず「Enter any artist and click play:」という文字の横に、アーティスト入力欄が表示されている。例えばここにビートルズと入れてみる。日本語ではなく英語で入れよう。はい、The Beatles。

すると、メインウインドウに移動して、いきなりビートルズの曲が始まるのだ。曲のスキップもできるし、一時停止もできる。これだけなら単なるネットラジオと同じだが、jangoのスゴイところは、これを「ステーション」として管理するという概念。再生されているのは「The Beatles Radio」というステーション(番組)である。

このまま再生していると、ビートルズ「がらみ」の曲が次々と再生される。たとえばジョン・レノンの曲や、同じ時代に活躍したローリング・ストーンズ、ビーチボーイズ、ドアーズ……などなど。ソレ系の曲を勝手に選んでくれて、次々と流れるのである。
 
自分好みにカスタマイズも可能!
もしも「このアーティストは嫌い」と思ったら、親指を下に向けたボタンを押すと良い。jangoは「あ、お嫌いですか。ではこの曲は二度と流しませんので」と学習してくれる。逆に「この曲、めっちゃいい!」と思ったら、親指上向きのグッドボタンを押す。すると「なるほどなるほど、じゃあコレ系の曲をもっと流しますね!」となるのである。

自分の作ったステーションに、どんなアーティストを入れるのかは、自由自在にカスタマイズ可能。たとえばビートルズでステーションを作ったけど、あえてテクノ系を混ぜるなんてのもアリのアリだ。

なお、そのままでも十分に使えるjangoだが、ユーザー登録(無料)すると、ステーションの保存が可能。さらに、次々とステーションが作れちゃう。カスタマイズしまくったビートルズのステーションを、いつでも再生することができるし、テクノ系やトランス系など、全然違うジャンルのステーションをいくつも登録することができる。
 
iPhone用もAndroid用もある!
さらにスンゴイことに、jangoにはスマホ用のアプリもある。ユーザーIDとパスワードを入れてログインすれば、パソコンで作ったステーションをいつでもどこでも聞くことができるのだ。せっかくのドライブなのに「スマホの中に曲を入れ忘れた!」という時も、ネット通信さえできていれば、いつでもどこでも自分好みの音楽を聞くことができるのである。

最後に気をつけていただきたいのは、海外のサービスなので日本語には対応していないという点。また、日本のアーティストはヒットしないと考えたほうが良いだろう。しかしながら、洋楽好きな人に絶対にオススメしたいサービスである。けっこうマニアックなアーティストもヒットするぞ!

ちなみにこちらのjango、まさに本日あたりにサイトデザインがリニューアルされたばかりで、以前よりも操作しやすい画面になっている。それでは良い音楽ライフを。そして、よき「作業ライフ」を。

参照元:jango(英語)

▼スペルが間違っていても、アーティストが登録されていれば自動修正してくれるぞ。

▼ステーション欄の「Artists」を押すと、いろいろカスタマイズできる。

▼アーティストの情報なども

▼iPhoneアプリでログイン! ステーションもばっちり!

▼新たな音楽の発見にもなる。すばらしいサービスだ!

参照元:Jango Radio Mobile(iPhone / iPad用アプリ)