日本では、どんどん姿を消していく夜行列車。「寝台に乗ってガタンゴトンと揺られながら長い夜を楽しむ」なんて旅は、数年後にはできないかもしれない。しかし、夜行列車があるのは日本だけではない。

東南アジア・タイには、いまも現役バリバリでマレー半島を走る夜行列車があるのだ。今回、タイの首都バンコクから、タイランド湾に浮かぶパンガン島まで、漫画家の見ル野栄司(みるのえいじ)先生と夜行列車の旅をしてみた。同じような旅をしたい皆さんの参考になれば幸いである。
 
・忙しすぎて旅に出るのも大変?
見ル野先生の代表作といえば、ヤングジャンプで連載していた『スクール侍』、ビックコミックスピリッツで連載していた『超家族』、ホリエモンが大絶賛した『シブすぎ技術に男泣き!』、電撃ジャパンコミックスの『ロッカク』が有名だ。

あまりにも多忙な日々をおくる見ル野先生だが、今回は同行取材ということで記者も一緒に旅をさせてもらった。今回、見ル野先生が向かうのはタイランド湾に浮かぶパンガン島。隣のサムイ島には多くの観光客が訪れるが、パンガン島まで足を延ばす日本人に少ない。

パンガン島は自然が多く残る常夏の島として有名で、サムイ島のように開発が進んでおらず、ゆっくりとした時間を楽しむことができる。見ル野先生はパンガン島へ、夜行列車とバス、フェリーを乗りついで向かうのだ。
 
・チケットはカオサン通り付近で購入
見ル野先生は、カオサン通りとラーチャダムヌン通りの中間にある路地でジョイントチケットを購入(S.E.A. GATEWAY TRAVEL & TOURS)。ジョイントチケットとは、夜行列車とバス、そしてフェリーのチケットがセットになったもので、それを買えばあとは乗り物に乗るだけで目的地まで行ける。
 
・寝台の下段は人気ですぐに売り切れる
出発当日、18:30に夜行列車が発車するので30分前の18:00にファランポーン駅(バンコクのメイン駅)に到着。チケットはエアコン付き寝台の上段(窓なし)。本当は下段(窓あり)の寝台にしたかったが、満席で無理だった。

列車は30分ほど遅れて出発し、夜食を食べていなかったのでビールを飲みながら食堂車で食事をとった。食堂車には鉄道スタッフが4人ほど待機しており、制服が警察官ぽかったので見ル野先生が「警察ですか?」と声をかけたところ、「我々は銃を持っていない。鉄道のスタッフだ」とゼスチャーと英語で語っていた。
 
・列車が駅に到着するとバスが待っている
列車は港から1時間ほど離れたスラーターニー駅に到着。バスが待っていたのでそのまま乗り、港へと移動。フェリーに乗って2時間ほどでパンガン島に到着。見ル野先生はソンテウ(相乗りタクシー)に100バーツ(約250円)を支払い、目的地のリンビーチへと向かう。
 
・ビーチに到着しても仕事をする見ル野先生
あいにく、パンガン島に滞在していた3日間はずっと曇り空だった。しかし、天気が良くても見ル野先生にとってはあまり関係なかったかもしれない。日本と同じように仕事をしなくてはならず、パソコンとiPadを持ち歩いてメールチェックや漫画執筆をしていたからだ。売れっ子漫画家に休む時間はないのかもしれない……。
 
写真: RocketNews24.

シブすぎ技術に男泣き!3