手軽に本格的な味を楽しめることで重宝するレトルト食品。なかでもレトルトのカレーは、簡単におなかを満たせるだけでなく、バリエーションが豊富で1人暮らしの方には大助かりではないだろうか。そのレトルトカレーだけを専門に扱うお店が、東京・東池袋に期間限定で開店している。

このお店、もともとは2011年11月で終了するはずだったのだが、好評を博し2012年も1月初旬から営業しているのだ。販売されているカレーは100種類近くある。ここで販売されている、茨城県の「メロンカレー」と「水戸納豆カレー」を合わせて食べてみたところ、その味は想像を超えるものだった!

お店は東池袋のギャラリー「匠工房」で営業している。店内は一見本屋さんのようにも見えるのだが、棚に陳列されているのは、すべてレトルトカレーだ。昨年11月に終了するだったその原因は寒さだ。客寄せのためにお店のドアを開け放している、そのため店内は結構寒い。ずっとお店にいらっしゃる店長は、営業時間中ずっと震えているような状態だ。

したがって、本格的に寒くなるその前に終了するはずだったのだが、リピーターがつくほどの人気となったために、現在も営業を続けているとのことだ。

大変種類が豊富なのだが、このなかでどれが1番おすすめかと尋ねると、店長は真っ先に「甲州ワインビーフカレー」をすすめてくれた。これは山梨県の小林牧場が製造販売しているものだ。同牧場のワインビーフを使用している。また、茨城県のメロンカレーも、肉が多めに入っていておすすめとのこと。

そのほか変り種のカレーはないかと尋ねると、「痛辛18禁カレー」と山形県の「さくらんぼカレー」をすすめてくれたのである。このほかに水戸納豆カレーを購入し、実際に食べてみた。

食べたなかで特に印象に残ったのが、おすすめされた甲州ワインビーフカレーとメロンカレーだ。ワインビーフの方は申し分のないおいしさ、これが高級レストランやホテルに出ていてもおかしくないと感じるほど、クオリティが高い。そしてメロンカレーは、メロンとカレーが合わないのでは? と思われるのだが、フルーティでありながらも控えめなメロンの甘さが、カレーの味を引き立てている。

しかしメロンカレーは若干物足りないように感じたので、同じ茨城つながりで水戸納豆カレーと合わせてみた。そうしたところ、納豆カレーの納豆臭さが強烈で、メロンカレーのほのかな甘さを打ち消してしまったのである。どうやら、メロンと納豆は相性が悪かったようだ。

ちなみに超辛いと店長が教えてくれた18禁カレーは本当に辛い! 鬼のように辛い!! 食べる気がをなくしてしまうほど辛いので、もしも食べてみたいとお思いの方は、十分に注意して頂きたい。

■ 店舗情報 ギャラリー「匠」
・住所 東京都豊島区東池袋4丁目6-2 匠ビル B1F
・電話番号 03-3983-8188
・営業時間 16時頃~19時頃まで

写真:Rocketnews24

▼ レトルト専門店で購入した5つのカレー

▼ 高級レストランレベルの「甲州ワインビーフカレー」

▼ フルーティな「メロンカレー」

▼ 萌えキャラが描かれた「水戸納豆カレー」は強烈に納豆臭い

▼ 鬼のように辛い! 本当に辛い! 「痛辛18禁カレー」

▼ 色からして他を凌ぐインパクトの「さくらんぼカレー」は、シチューのような味

▼ メロンカレーと水戸納豆カレー合体!

▼ 別々に食べた方がおいしいと判明

▼ 本屋のような店内。すべてレトルトカレー

▼ どれも大変ユニーク