今年も余すところ、あとわずか。毎日厳しい寒さが続くようになり、来年3月まで温かい日和を迎えられないと思うと、気分が滅入ってしまう。気分だけでなく、朝夕は冷え込むので風邪をひくなどして体調の優れないという人もいるだろう。そこで東京・池袋のとある場所で提供されている「点滴BAR」に行ってみた。ここには「甘酒点滴」なるものがあるという。その効果やいかに!?

点滴BARとは、お酒を提供している「BAR」とは異なる。点滴は医療行為であるため、れっきとしたクリニックが提供している点滴専門のサービスだ。

東京・池袋にあるさくらクリニックは、体の内部から美容と健康を促進するために、点滴BARを提供している。現在は冬の限定メニューとして「宴会疲れ」、「二日酔い対策」、「カゼ対策」、「乾燥肌」、「冷え症」に効果のある薬を用意しているのだ。なかでも特に目を引くのが、「甘酒点滴」である。

これは甘酒(アルコール)を血中に流し込むというものではない。そんなことをしたら、ひっくり返ってしまう。そうではなく甘酒の成分を分析し、甘酒の優れた要素を点滴として採用しているのだ。具体的にはアミノ酸やビタミンが含まれているとのこと。

実際に私(記者)も、甘酒点滴を受けてみた。点滴を開始する前にお医者さんから問診を受け、「過去に注射や点滴でじんましんが出たことはありますか?」や「最近、大きい病気をしましたか?」などの質問を受ける。約5分程度の問診を受けた後に、ベッドに横になり点滴開始となる。

点滴の液体は、やや黄色い色をしている。このなかに体に良いとされる成分が詰まっているようだ。他のメニューと比べると甘酒はやや長く、おおむね60分。ただじっと横になっていると眠くなってしまう。うとうととしかかっていると、半分を過ぎた当たりで、なんだか目が冴えてき始める。それが点滴の効果かどうかはわからないのだが、私はなんだかこの後からシャキっとしてきた。

あくまでも個人的な感想ではあるが、点滴後すっきりとした感覚を味わうことができた。なお、この甘酒点滴は1回8000円、初診料が1500円なので、合わせると9500円になる。所要時間は約60分、要予約となっている。繰り返しになるが、アルコールを点滴する訳ではないので、その点はお間違いのないようにして頂きたい。

参照元:さくらクリニック「点滴BAR」

▼ こちらが「甘酒点滴」。液体はやや黄色