もうクリスマスはすぐそこ。子どもたちはサンタクロースがプレゼントを届けてくれることに期待して、靴下の準備をしていることだろう。

一方サンタクロースはというと、全世界の12億人の子どもたち(0~9歳)にプレゼントを届けるために、寝る間も惜しんで想像を絶するような膨大な量のプレゼントを仕分けしているかもしれないのだ。

サンタの現実を数値に置き換えた場合に、どのようになるのかを描いたインフォグラフが大変にユニークだ。これを参考にすると、仮に1人のサンタが24時間以内にすべての子どもにプレゼントを配るためには、1秒間に6000世帯を回らなければいけないのである。

このグラフは、旅の口コミ&ランキングサイト「トリップアドバイザー」が公開しているものだ。それによると、数字で見るサンタは決して夢のある仕事ではないことがよく理解できる。総重量38万トンのプレゼントをソリに積み、1秒間に6000世帯を回って1万5000個のプレゼントを靴下に入れなければいけないのだ。

もしも靴下が小さくて、プレゼントを入れるのに手間取ったなら、クリスマスが明けてしまう危険性もある。以下はそのインフォグラフの抜粋である。
 
■ 数字で見るサンタクロース
(1人で24時間以内(自転の時差を考慮しない場合)にプレゼントを配ると過程した場合)

・ 1秒間に回る世帯数: 5949世帯
・ 1秒間に届けるプレゼント数: 1万4873個
・ 荷物の重量: 38万5502トン
・ 袋のサイズ: 738万8790立方メートル(東京ドーム約6個分)
 
仮に1世帯当たり3分の所要時間を割くとして、同様に24時間以内に配布をする場合に、必要な人員数は107万839人。107万人を動員したとしても、1人当たり360キロの荷物を持って、480世帯を回らなければいけない。詳細はトリップアドバイザーのサイトをご覧頂きたい。このほかにもサンタに関する衝撃の内容を確認できるだろう。

これではプレゼントを配ることができないばかりか、サンタの命にかかわるほどの激務といわざるを得ないだろう。もしかしたら、その負担を軽減するために、子どもたちの親がサンタの役をこっそり買って出ているのかもしれない。

参照元:トリップアドバイザー