以前当サイトでご紹介した通り、現在日本と並んでアメリカイギリスでも韓流ブームの波が押し寄せている。そして今回、その波が中南米まで届いていることが判明した。

というのも、12月4日メキシコの首都メキシコシティで開催された「K-POPコンテスト」に多くのファンが駆けつけ、大盛り上がりを見せたからだ。このイベントはK-POPの曲を歌い、踊って競い合うというもので、韓国アイドルは一人もゲストとして来ていないにもかかわらず、約1500人のファンが会場に集まった。

この様子は韓国のテレビ番組『Arirang Today』のなかで紹介され、そこにはSUPER JUNIORや2NE1の曲を楽しそうに歌っているK-POPファンの姿が映し出されている。

そして番組のなかでインタビューを受けたメキシコ少女とメディア関係者は、次のようにK-POPの魅力を分析していた。

K-POPファンのメキシコ少女
「韓国はとても美しい国で、音楽はさまざまなタイプの音で作られています。K-POPはとてもワクワクさせられるもので、私の人生を変えてくれました」

メディア関係者
「メキシコの人々は音楽コンテンツを提供することに疲れてしまい、音楽における多様性が乏(とぼ)しくなっています。しかしK-POPは私たちを魅了し続けています。特に、彼らのダンスとビジュアルで」

また日韓ワールドカップが行われた2002年を皮切りに、韓流ブームがメキシコに押し寄せ、現在では3万人以上の韓流ファンがメキシコにいると『Arirang Today』は伝えている。

そして4時間以上行われたK-POPコンテストでは、64組のなかから選ばれた25組のグループがK-POPを歌い踊り、熱く競い合った。その結果、12人のメンバーで構成される「Asian Shock」がその素晴らしいダンススキルで見事優勝に輝き、会場を沸かした。

来年2月には、中南米でアルゼンチンに続き2番目の韓国文化院ができるメキシコ。どうやらこれから中南米でも、韓流ブームの勢いはますます強くなっていきそうだ。

(文=田代大一朗

参照元:YouTube/arirangtoday

▼こちらがメキシコ「K-POPコンテスト」の様子