笑顔まぶしい人物写真は美しい。人を撮る時は、なるべく笑顔を引き出したいものである。

さて、プロのカメラマンが子どもを撮影するとき、どのように笑顔を引き出すのかご存知だろうか? ぬいぐるみを出したり、音の出るオモチャを鳴らしたり、撮影する瞬間に一発芸をするなどして、自然な笑顔を引き出すのである。

そんな、笑顔を引き出す一発芸的なテクニックを、ごくごく自然なかたちで実践している「すごい体勢で撮影する中国人カメラマンたちの写真」が、数年前から話題になっている。

プリッ!とケツをつき出して撮影する人や、ありえない足の角度で撮影する人空手の型なみに低い重心で撮影する人は定番で、まるで酔拳のような構えで撮影にのぞむ人もいる。おそらく全員素人カメラマン。だがしかし、じわじわとした笑いを引き出すテクニックをさりげなく実践しているのである。

ちなみに中国人は写真が大好き。現地でも、撮られる方は皆一様に「ビシッ!」とポーズをキメている。モデル立ちする女性も多い。傍から見ていると、やや滑稽に映るが、撮影した写真はおそらくきっとプロマイドのような、永久保存版の記念写真になっていることだろう。

せっかくの記念写真。たまには大げさなくらいの「ビシッ」も良いのかも知れない。その写真を見た人が、「あはは、なんだこのポーズ!」と笑ってくれたら一石二鳥で最高である。

参照元:heider torres(ポルトガル語)