東京・秋葉原(以下:アキバ)と言えば、オタク文化の聖地であり、さまざまな電気製品を取り扱うお店が軒を並べている。実はそのアキバには喫煙所が非常に少ないのである。公共の喫煙スペースはほぼ見当たるところになく、唯一と言ってよい場所が、東京メトロの末広町駅のすぐそばにあるたばこ店の「コロボックル」なのだ。

しかしこのお店が、2011年10月より休業してしまっていたのをご存知だろうか? 11月に入ってから喫煙場所に苦慮していた人も多いかもしれないのだが、11月15日に新たな店舗に生まれ変わって営業を再開したのである。新しい店舗は旧店舗から2~3軒移動した場所にあるのだが、あまりの快適にほかでは吸いたくないと思ってしまうほど、美しく生まれ変わったのだ。

移転を知らなかった記者(私)は、てっきり閉店したと思っていた。旧店舗の前を通りすぎ、喫煙を諦めてアキバを立ち去ろうと歩き出したそのとき、「コロボックル」の文字が目に入った。

以前のお店は、お世辞にもきれいとは言えなかった。いや、率直申し上げてめちゃくちゃ汚かった。空調設備がないまま、年中休まずに長年お店を営んでいるために、店内はたばこの匂いが染み付いていたのである。しかしながら、場所を開放してもらえるのは、喫煙者にとって何よりも有難いことだ。あの場所を愛用している人も少なくなかったはずである。

それが、新店舗として生まれ変わったのだ。「これがおニューのコロボックルか!」と、記者は思わずお店の前で声を上げてしまった。

というのも、店内は2階建てになっており、入るのをためらってしまうほどきれいなのである。すべてが新品であるうえに、空調設備も備えられており、快適であることのこの上ない。2階に上がると、秋葉原の中央通りの様子がよく見えるのだ。

これはもうほかでは吸いたくないレベルの快適さだ。喫煙される皆さんは、是非とも利用して頂きたいものである。また、お店を利用するマナーとして、たばこを吸ったらジュースを1本購入しよう。

写真:Rocketnews24

▼ すべてが真新しい店内
▼ 2階があるぞ。そして自販機にはレッドブルが
▼ 階段もピカピカ
▼ 窓の向こうは中央通り
▼ アキバに来たら、ここでしか吸いたくないと思えるほど快適