今年25周年を迎える人気漫画『聖闘士星矢(セイント・セイヤ)』。5月には中国のゲームメーカーがで正式にライセンスを取得し正規版オンラインゲーム化されると発表、中国ネットユーザーを歓喜させた。そして本日11月18日に中国で聖闘士星矢らしきゲーム『聖闘士(セイント)伝説』がリリースされることがわかった。公開されたゲーム画面を見るとクオリティは結構高そうだ。

しかしなんだかキャラクターの表情が違う気もする……『聖闘士伝説』が実はパクリ版であることが判明。さらに中国ゲーム会社が「どう考えても著作権を侵害している」と指摘していることもわかった。

このストレートな指摘をしたのは中国オンラインゲーム開発会社のPerfect World 社CEO池宇峰(ち うほう)氏だ。Perfect World 社は今年の5月に株式会社セガとライセンス契約を交わし、正式に中国で『聖闘士星矢』のオンラインゲーム化がされることが決定している。

パクリ版『聖闘士伝説』のサイトには、聖衣(クロス)をまとった大勢の聖闘士(セイント)たちがいる。紹介でも「冥王ハーデスの章」を下敷きにしていると書かれているが、実際の内容は似て非なるものらしい。ユーザーの注意をひくために見た目だけをパクったのではないかと見られている。Perfect World 社がライセンスを得ていることから考えても無断で使用していると見てよさそうだ。

パクリ大国中国でも最近は出版物などの著作権については言及されるようになっているが、電子モノの版権保護についてはほとんど整備されていないそうだ。『聖闘士伝説』等この手のパクリオンラインゲームはオリジナリティゼロなだけでなく悪質な課金システムを有していることもあるらしい。ユーザーから金を取るだけ取って消えてしまうのである。

それにしても「正式に『聖闘士星矢』のオンラインゲームが出ますよ」と報道された数カ月後、このタイミングでパクリ版が出てくるとは、その商魂のたくましさだけは認めざるをえない。また、今回の件はパクリ騒動が海外製品だけでなく、中国国内企業間でも勃発していることがハッキリ見えてきたと言えるだろう。

ちなみに正規版のゲームはまだリリースされていないようだ。公式サイトによると、名称は『聖闘士星矢Online』になる予定とのことである。

参照元:『聖闘士伝説』 17173.com(中国語)

▼パクリゲーム『聖闘士伝説』
▼あれっ、いきなり絵のタッチが変わったぞ

▼キュピィィィィン!!
▼ゲーム画面、どこのどちら様でしょうか?
▼何でも「同人」って書けばいいってもんじゃない気が