2010年末は、外食業界に大きな悪影響を与える騒動が発生した。そう、スカスカおせち問題である。クーポンサイト『グルーポン』で、1万500円(通常価格2万1000円)のおせち料理を500セット売ったものの、内容があまりにもお粗末だったためインターネット上で大問題になったのだ。

そのおせち料理は株式会社外食文化研究所が運営していた『バードカフェ』が作ったもので、このお店のみならず、多数の同社店舗にも影響があったようである。なによりも、外食産業に対する消費者の不信感が強まったのは言うまでもない。

しかし、約1年が経過しようとしている2011年末の現在も、スカスカおせち料理の悪影響が続いているようだ。今までマトモなおせち料理を作ってきた通販おせちサイトが、「今年はウチが叩かれるのでは」と戦戦恐恐らしいのだ。

昨年、スカスカおせち問題があったことにより、今年のおせち購入者の目が厳しくなることを恐れているのだ。おせち料理を通信販売で売る予定のとあるレストランのオーナーはこう話す。「いくらちゃんと作っても小さなミスがあるかもしれない。ミスともいえない小さなアラを探されてネットに載せられたら大変なことになります」。確かに、あんな騒動があったからには今年のおせち購入者の目は厳しいものになるはずだ。

また、別のおせち販売を予定しているレストラン店長はこう言っている。「おせちに限らず、料理って写真よりもボリュームが少なくなることがあるじゃないですか。むしろそれが普通だと思うのですが、写真よりもボリュームが少ないからとクレームが届くんじゃないかと不安に思うところはあります。いつもはこないのですが、あんなことがあってからではね……」。はたして、年末年始にスカスカおせち騒動の再来となるか、今から注目が集まるところである。

参照元: restspace.jp