ブラジル北東部にあるマラニャン州。そこにあるのは、世界で最も白いと言われる砂丘が15万ヘクタールも広がる、レンソイス・マラニェンセス国立公園です。

マラニェンセスは「マラニャン州の」という意味を持ち、レンソイスは「シーツ」を意味します。その名の由来のとおり、どこまでも広がるなめらかな絹のような白は、宇宙からも確認できるほどなのだそう。

世界のどこにもない美しい風景もさることながら、そこにある生態系も世界で最も独特だといわれている不思議な地域、レンソイス。レンソイスの砂丘を形成する白い砂は、100%石英です。石英とは水晶を砕いたもので、この地を形成したといわれるパラナイーバ川が大地を削って運んできた砂が由来とされています。

また、毎年1~6月の雨季によってできる無数のターコイズブルーの湖は、7~9月までにしか見ることのできない幻のような存在。これは、石英の層の下にある地下水が、雨で増した水位によって湧き出るためだと考えられているそう。

3か月しか存在しない湖。それにも関わらず、この湖にはどこから来たのか魚が泳いでおり、自ら穴を掘って生活している新種のカメやカエルも生息しているのです。しかし、どこまでも広がる砂漠と、雨季の間の足場の悪さによる環境調査の遅れから、レンソイスの湖に生息する生物の謎は未だ解明されていません。

そんなブラジルの秘境レンソイスは、近年観光地として話題になり始めたばかり。夢のような美しさに目を奪われて、今すぐにでも訪ねてみたいところですが、なにせ日本から地球の裏側にあるレンソイスまでかかる時間は、丸2日! 相当の熱意がなければ、現地までは辿りつけそうにありません。でも、一生に一度はこの情景、生で見てみたいものですよね。

寄稿:Pouch
参照元:amusingplanet.com(英文)

▼この世のものとは思えない光景