今まさに減量中の方、ダイエットでありがちな勘違いをしていないだろうか? こうすれば体重が減るだろうとあなたが思っていること、もしくは世間一般で言われていることでも本当にそうだとは限らない。むしろ体重が増えてしまい逆効果ということもあり得る。

そこで今回は、ダイエットに関する3つの間違いをご紹介したい。痩せたい方は以下のよくある勘違いに気をつけて、ぜひともダイエットを成功させていただきたい。
 
1.「ダイエット飲料なら太らない」わけない
たとえカロリーゼロと謳っているものでも、太る可能性は十分にある。実際、テキサス大学が行った調査では、カロリーゼロ飲料を飲む人は飲まない人に比べるとウエストのサイズが大きいという結果も出ている。

原因は、人工甘味料の影響によりさらに甘いものへの欲求が増すことがあげられる。さらに、「ダイエット飲料でカロリーを抑えたからもう少し食べても大丈夫だろう」という安易な考えをしてしまうことも大きく影響しているという。

本当に痩せたければ、今すぐダイエット飲料を水にかえよう。
 
2.「フォークやスプーンは小さいサイズが良い」はウソ
フォークなどをいつもよりも小さいものにかえれば、確かに食べる量は変わる……悪い意味で。ユタ大学が行った研究では、通常よりもなんと12パーセント多く食べてしまうという結果になった。

ひとすくいが少ないため、視覚的にはお皿の上の食べ物があまり減っていないように感じられる。すると、もっと食べようと脳が判断し、その結果無意識のうちに食べ過ぎてしまうという。

痩せるためには、むしろ大きめのものを使い、ひとくち食べるごとにフォークを置くようにする。こうすることで、見た目の減りだけでなく満腹感にも脳が気付きやすくなるのだ。
 
3.「ジャガイモは油で揚げなければダイエット中でも大丈夫」の落とし穴に注意
ポテトフライやポテトチップスがダイエットに良くないことはご存じのとおりだが、揚げていないジャガイモなら大丈夫というわけではない。ハーバード大学の研究によると、4年間毎日ポテトフライを食べ続けた人は約1.5キロ増え、ポテトチップスだと約0.8キロ、マッシュポテトや焼いたものでも約0.6キロ体重が増加することがわかった。

ここで注目すべきは、体重の増加量ではなく、どんな食べ方でもあまり大差がないということ。ジャガイモには血糖値の急上昇をもたらす成分があり、これを抑えようとインスリンが多量に分泌される。すると、今度は血糖値が急激に下がるので空腹を感じ、食べ過ぎへとつながるという。つまり、ジャガイモそのものがダイエットには向いていないのであり、この落とし穴を知っておくことが大事。

絶対に食べてはいけないということではないが、ダイエットをするならばジャガイモは控えたほうが良い食べ物なのだ。

参照元:Woman’s Day(英文)

Photo:rocketnews24.