即席ラーメンの先駆者的存在として、長らく国民の胃袋を満たし続けているチキンラーメン。もはや説明も不要なほどお馴染みの商品なのだが、これにあるものをプラスするとウマさが約15倍アップするのをご存知だろうか。そのあるものとはフライドチキンである。一見ミスマッチのように思われるかもしれないが、お互いに「チキン」同士である。合わないはずがない! 実際に入れてみたところやっぱりウマかった~!

チキンラーメンと言えば、もっともポピュラーなちょい足し食材として、卵が挙げられるだろう。袋麺であれば、卵は必須と言っても良いのだが、カップの方は乾燥したものがすでに入っている。したがって卵を足す必要はないだろう。

しかしながら、そのまま食べるのには忍びない。そこで記者(私)は、チキンという言葉の共通項を頼りに、フライドチキンを投入してみたのである。これが思いのほかお互いを引き立て合い、非常においしい仕上がりとなった。

まずラーメンの方は、鶏出汁がきいているものの、肉がないのはかなり心もとない。フライドチキンを入れることにより、見た目も食感もボリューム倍増。ほどよくチキンの脂が溶け出して、チキン度は究極までアップした。一方のフライドチキンは、カリカリの衣に汁がしみ込み、歯応えは失われるものの、お肉はジューシーに大変身。

本当は「ウマさ100倍!」と言いたかったところだが、さすがに100倍にはならない。かといって、10倍では控えめすぎるので、15倍にした次第である。

もしもチャレンジされる方には2つだけアドバイスをしておこう。まず1つが、骨なしチキンを選ぼう。骨があるとラーメンに没頭できないうえに、チキンを食べ進めていくと、手がベタベタになってしまう。そしてもう1つ、スパイシーなチキンを選ぶのもおすすめしたい。比較的甘めな味わいのラーメンに、アクセントがつくはずである。

なお、熱いお湯でラーメンを作ると、当然チキンもアツアツになってしまうので、お湯加減は十分に注意して欲しい。

写真:Rocketnews24

▼ チキンラーメンに大胆にフライドチキンを投入!
▼ 衣に汁がしみておいしいぞ!