サーフィンの町、アメリカ・カリフォルニア州のサンタクルーズ。現在、沖合いにザトウクジラの群れが現れているそうだ。ザトウクジラを一目見ようと多くの見物客が訪れているそうだ。

そんななか、沖合いまで出ていたサーファーの女性が巨大なザトウクジラにあわや飲み込まれるという事件が起こっていたことがわかった。

ザトウクジラは標準的な大きさでも10メートルから20メートル、重さは30トンにもなるという。彼らははエサである魚を食べる際、魚の群れに向かって海の中から口を開けて垂直に海面へと飛び出してくる。その姿は非常に力強く雄大である。

「そのザトウクジラが陸地に近いところまで来ている!」、サンタクルーズは今その話題で持ちきりらしい。それを知ってか知らずか男女数名が沖合いまで来ていたそうだ。クジラの登場を待っていたところ、サーフボードに乗っていた女性自分がクジラのエサ場の真ん中に来てしまったということに気がついた。

と、そのとき水中から突如大きな口を開けたザトウクジラが飛び出してきた! 画面から消える女性。一瞬、飲み込まれてしまったかと思われたが、彼女は運良く無事であった。もう数メートル近ければ完全に飲み込まれていただろう。クジラに丸飲みされた、といえばディズニー映画でも有名な童話『ピノキオ』であるが、本当にピノキオ状態になってしまったら笑い事では済まされない。

現地では無防備な人間がクジラに近づきすぎるということが多発しており、接触事故が懸念されている。野生のクジラを観察する場合は、お互いの安全のために少なくともエサ場から30メートル以上離れた場所で行うよう注意が呼びかけられているそうだ。

参照元:Youtube bqnbarb13