10月28日、中国の遊園地で秋の遠足に来ていた中学生と高校生あわせて800人以上が絡む大乱闘が起こっていたことがわかった。ケガ人も出し、楽しい園内は一変、殺伐とした雰囲気に包まれた。すでに両校間での和解が成立したそうだが、その原因がアトラクションに並んでいるときの足を踏んだことによる小競り合いだったそうだ。

中高生の大乱闘が発生したのは広東省広州市の楽翻天(らくほんてん)遊園地だ。校外学習に訪れていたのは佛山塩歩(ふっさんえんぶ)中学校の生徒700名と東方明珠(とうほうめいじゅ)高校の生徒100名である。

当日は来場者が多くやや混雑していたそうだ。あるアトラクションを待つ列で、列の動きが遅いのにイライラしていた東方明珠高校の生徒が並んでいた佛山塩歩中学の生徒の足を踏み、池につきおとした。それに怒った佛山塩歩中学の生徒が詰め寄ったことがきっかけだ。

事件の発端となった人物の友達が友達を呼び、場内はついに中学生700名対高校生100名の大乱闘にナイフで切りかかった生徒もいたという話まで飛び出している。

これに対し東方明珠高校側は同校の生徒の列の並び方に問題があったことを認めている。警察は両校どちらの生徒も手を出したということを指摘、両校とも「今後、生徒指導を徹底していきたい」としている。

この乱闘により怪我人も何名か出たそうだが、幸い重傷者は出なかったようだ。なお、医療費総額600~700元(約7300円~8600円)は、園内での怪我ということで遊園地側が全額負担するとのことである。遊園地側には非はないように思われるのだが……とばっちりとはまさにこのことだ。

参照元:Youku tvzhangxiao 牛網新聞(中国語)