あのブルース・リーが考案した格闘術『截拳道(ジークンドー)』をご存知だろうか? 空手や柔道、合気道にボクシング……など、様々な格闘術がブルース・リー流にミックスされた格闘術である。型などはなく、あくまでも自然流。考えるな、感じ取れ系の武術であると言っても過言ではないだろう。

そんなジークンドーの達人といえば、トミー・カラザーズ先生が最も有名。彼の持ち味は他の追随を許さないほどの圧倒的スピード。今回は、その驚くべき早業が収められているダイジェストムービーをご紹介したい。

YouTubeにアップされているのは、「Tommy Carruthers Jeet Kune Do」というタイトルの一本。他にもトミー先生の妙技が紹介された動画は山ほどあるが、また、BGM付きのムービーなどもあるが、彼の早業は「音」も肝心。トミー先生のスゴさを理解するためには、この動画を見るのが一番だ。

まずは椅子に座った状態からの早業から、動画は始まる。動き出したと思ったら、バシバシバシという効果音と共に、数発の攻撃が加えられている。まさに一瞬。ハッキリ言って、コマ送りにしないと何をしているのか分からないレベルだ。

立った状態で対峙しても、そのスピードは衰えない。一度パンチが放たれたと思ったら、矢継ぎ早にパンパンパンパンと連続コンボ(コンビネーション)が決まっているという……まさに気づいたら蜂の巣レベルの早業。このスピードに太刀打ちできるのは、おそらくゴルゴ13だけだ。

ちなみにトミー先生は、ジークンドーに行き着く前にも、マーシャルアーツを30年以上、他にも柔道、柔術、レスリング、空手、ボクシング、詠春拳(4年間)……など、様々な格闘技キャリアを持っている。なお、詠春拳はブルース・リーも学んだことのある中国武術としても有名である。

参照元:Youtube Musashi
執筆:GO羽鳥