2011年11月12から3日間、東京・日比谷公園でとても斬新なライブイベントが開催される。そのイベントでは、会場の主要電力を車だけで担うというのだ。日比谷公園の野外ステージには、泉谷しげるさん、仲井戸麗市さん、もんたよしのりさん、松崎しげるさんなど有名ミュージシャンが多数出演すると共に、東日本の農林水産物の直売会が予定されている。

このイベントは農林水産省などの後援のもとに行われるものだ。魅力的なミュージシャンがステージを彩り、会場では東日本の農産物、水産物の販売もされるという。

それにも増して来場者の目を引きそうなのだが、会場の電力供給源だ。ステージの照明・音響、さらに物販コーナーの冷蔵庫にいたるまで、これらすべての電力をトヨタの「エスティマハイブリッド」で供給するのだ。

この車両は、ハイブリッドカーで唯一、家庭用電源の100V、1500Wのコンセントを搭載しており、2011年3月の震災の際には、電力供給の途絶えた地域で、「非常用電源として役に立った」という逸話もある。この話を受けて同社は4月から「Charge the Future Project」を立ち上げ、被災地の復興支援に乗り出していた。

今回も被災した地域を支援する一環で、このイベントの特別協力企業として参加し、エスティマ10台を提供して電力の一部をまかなう予定である。

なお11月1日からは同車の新テレビCMがスタート。そのCMでは、クリエイターユニット「Def Tech」が被災地の高校学園祭で、ボランティアライブを行った様子や、同車を電力源に小学校で星空教室を開いたときの模様を見ることができる。是非ともそちらもチェックして頂きたい。そしてお近くの方は11月12日からの3日間、日比谷公園に足を運んでみてはいかがだろうか。

参照元:トヨタ「Charge the Future Project」