手軽に使える携帯用電動歯ブラシの普及により、電動歯ブラシを日頃から愛用されている方も多いのではないだろうか。かくいう記者もいつも持ち歩いている。

ところで電動歯ブラシ使用時に専用の歯みがき粉を使用されている方はどれくらいいらっしゃるだろうか。意外と知られていないが、専用のものを使わないと却って歯の健康を損なう危険性があるのである。特に、歯の汚れ・ステインを落とす効果のある研磨剤入りのものを電動歯ブラシで使用すると、歯にダメージを与える可能性があるというのだ。

多くのステイン除去用の歯みがき粉には研磨剤が含まれている。電動歯ブラシは手でみがくより動きが細かくて速い。研磨剤入りの歯みがき粉を使用すると汚れだけでなく歯そのものまで削ってしまう可能性があるそうだ。

また、歯だけでなく歯茎にも傷をつける可能性もある。歯や歯茎に傷がつくと、虫歯、知覚過敏、歯周病の原因になるそうだ。歯の健康のためにみがいているのに、却ってトラブルの原因を作ってしまうなんて本末転倒もいいところである。

では、電動歯ブラシでは歯のホワイトニングは望めないのだろうか。化粧品等の販売を手がけているHIT-NET株式会社によるとホワイトニングに特化したジェル歯みがきを使うといいそうだ。

たとえば同社より2011年10月25日に発売される「ステインクレンジングジェル」は、研磨剤入りの歯みがき粉では汚れの部分を削っていたところ、汚れをクレンジングするという発想でジェルではがし落とす効果があるそうである。なお、ジェル歯みがきは電動歯ブラシ用とはいうが、手みがきにも使えるとのことである。

また、含まれている成分として特徴的なのが、「圧縮酸素ミネラル」と「ハイドロキシアパタイト」。圧縮酸素ミネラルはケイ素に囲まれた圧縮酸素が汚れに反応し破裂、ガンコなステインを剥がし取ってケイ素に取り込むので、汚れの再付着がないそうだ。ハイドロキシアパタイトは歯科医療でのデンタルインプラントの原料にもなる成分で、歯のエナメル質修復にも役立つ。つまり汚れを取り去るのと歯のケア、両方に有効な成分が含有されていると言えるだろう。

歯みがきは全く奥が深い。歯ブラシと用途にあった歯みがきで、素敵な白い歯をゲットしたいものだ。

参照元:ステインクレンジングジェル