世界中で注目のiPhone4Sが、つい先日の14日にauからも発売された。これまでauといえばAndroidといったイメージがあったが、iPhone4Sの登場により、「どっちがいいの?」と迷っているauユーザーも多いことだと思われる。

さらにソフトバンクからもiPhone4Sが発売され、たびたびau版と比較されてるが、なかでも皆が気にしているのが「速度」の問題。せっかく高性能なスマホでも、通信速度が遅かったら宝の持ち腐れ状態になってしまうからだ。

そんな中、注目されているのが圧倒的な速度をほこるのが高速通信サービス「+WiMAX(プラス・ワイマックス)」である。最大速度は下り最大40Mbps、上りは最大10Mbps。+WiMAX搭載スマホならば、なんとテザリングまでできるのだという。

しかし、いくらスピードが速くても対応エリアが狭くては意味がない! そんな疑問もauであれば解決だ。全国政令指定都市・特別区の実人口カバー率95%を誇るサービスエリアで、安定的に高速なアクセスを実現できるらしい。

果たしてどれほど速くてスゴいのか? ということで西のau総本山、名古屋にあるau NAGOYAで+WiMAXのスピードを体験しまくってきたぞ!
 
・au西の聖地「au NAGOYA」はデラ広くてデラ快適、最新機種もデラ豊富

今回行ってみた「au NAGOYA」は、2010年12月にオープンしたKDDI初の直営auショップ。いわば西のauの聖地であり、場所は名古屋のド中心部、栄町。オシャレな白い建物が見えたら、ハイそこが「au NAGOYA」だ。

1Fは広くてキレイなショールームで、博識なスタッフが納得いくまで機種の説明をしてくれる。2Fはオシャレなカフェのようにくつろげる契約スペース。Wi-Fi電波は無論のこと、各種スマホ用のグッズや様々な雑誌、子ども用の遊び場もあるので待機時間も飽きることなく過ごすことができるだろう。

ちなみにこの「au NAGOYA」では、未発売の最新スマホ・ケータイも展示されており、気の済むまで先行体験をすることができる。au版iPhone4Sも展示中なので、気になる人は触ってみるといいだろう。しかしながら、今回の目的は+WiMAX。展示されていた最新の+WiMAX搭載Androidスマホは以下の4機種である。
 
『hTC EVO 3D(エイチティーシー イーボ)』
画面サイズは約4.3インチ。細かい文字もハッキリ読み取れる美しい液晶が印象的だが、面白いのは何と言っても3Dカメラの存在。静止画、動画、ともに対応しており、メガネなしでも3D再生が可能! そんでもって、スピードは激ッ速! ブラウジングの速度も、動作の速度も、キビキビ動作。今までのAndroidのイメージである「モッサリ感」は皆無である。

『MOTOROLA PHOTON(モトローラ フォトン)』
こちらの動作もキビキビ気持よく、ブラウジングの速度もデラ速い。WEBページを選択したら、あっという間に表示されるほどのスピードである。機種としての特徴は800万画素の高画質カメラ。そして海外の携帯電話市場を引っ張ってきた「モトローラ」というブランドである。ちなみに全機種共通だが、Wi-Fi機器と最大8台までテザリング可能だ。

『DIGNO(ディグノ)』
メーカーは京セラ。つまり日本のスマホである。画面は約4インチで、ぶっちゃけ言うと、海外ブランドの上記2機種よりも画面の美しさは劣る。通常の動作スピードも、上記2機種に比べるとややモッサリとした印象を受けたが、DIGNOには圧倒的な武器がある。それは「おサイフケータイ」と「ワンセグ」、ならびに「赤外線通信」があるということだ! ちなみに防水でもある。

『ARROWS Z(アローズ ジー)』
こちらも国産、メーカーは富士通。上記3機種と比べると、すべてにおいてスペックは高い。カメラは1310万画素で、「おサイフケータイ」と「ワンセグ」、そして「赤外線通信」はもちろん搭載。防水機能もありで、CPUはデュアルコア。画面も4.3インチと広々表示で、デザインもカッコイイ。しかし残念ながら、取材時にはデモ機はなかった。
 
以上3機種を触りまくって感じたのは、とにかく通信速度が速いということ。Androidの「モッサリ感」を忘れてしまうほどにヌルヌルと動いたのも印象的である。また、海外メーカーのものは動作がキビキビと激速いが、日本のケータイでなじみのある「おサイフケータイ」、「ワンセグ」、「赤外線通信」が付いていないという弱点がある。日本メーカーはその逆だ。

いずれにせよ、もしもiPhone4SとAndroidで迷っている人がいるならば、「au NAGOYA」などに行って+WiMAX搭載のAndroidスマホを体験してみることをオススメしたい。速さを取るか、快適さを取るか、流行を取るか……を判断することができるだろう。ただ、現在iPhoneの対応で若干お店が混雑してそうなので、時間に余裕がある時に行った方が良さそうだぞ。

また、「au NAGOYA」の公式Twitter(@auNAGOYA)もあるので、そちらも訪れる際の参考にしていただきたい。観光名所や美味しい飲食店を聞くと優しいスタッフさんがマニアックな名古屋情報を教えてくれたりもするぞ! その情報をもとに、『【グルメ漫画】地元民もオススメ! ちょっとディープな名古屋グルメ旅』を描いたので、そちらも是非チェックしていただきたい。

参考リンク:au NAGOYA
写真:ロケットニュース24

▼ここがau NAGOYAだ!

▼店内広々。機種もいっぱいだ

▼わかりにくいが、hTC EVO 3Dの3Dカメラ体験中

▼画面の美しさが際立つMOTOROLA PHOTON

▼DIGNOもオシャレだ

▼限定フレームのプリクラもあるぞ! しかも安い

▼ATMも設置されている

▼2階はこちら。景色の良い奥のカウンターにはコンセントも付いている

▼子どもスペースもあるから、パパママも安心だ

▼優しいスタッフがじっくりと説明してくれるぞ