トイレのあとは手を洗わなくてはならない。言うまでもなく不衛生だからである。しかし……中国で行われた調査によると、トイレ後などにキチンと手を洗う人は25人中1人しかいなかったことが判明した。

さらに、男性の場合は35人に1人しか洗っていないという調査結果に。また、仮に手を洗っていたとしても、石鹸を使用していなかったり、綺麗な水で洗っていないことが多いということまで判明したのだ。

今回の調査は、北京ならびに浙江省、雲南省、山西省、遼寧省で行われ、世界保健機関 (WHO)が提示している「手洗いの方法」を基準としたものだ。

WHOによると、食事前、トイレの後、手を使う仕事の後、お金に触れた後、病院に行った後、病気の人と接触した後――以上5パターンの場合は、必ず手を洗わなくてはならないとしている。

また、手を洗う際には、石鹸やその他の洗浄剤を用いて、清潔な流水で20秒間以上洗うことが推奨されている。

しかしながら、今回の中国の調査では、WHOの基準を満たしているのはわずか4パーセント。男性は35人に1人だったが、女性の場合は17人に1人と、男性よりは手を洗う確率が高かった。

中国旅行に行った際は、念入りに手を洗ったほうが良さそうだ……と言いたいところだが、実は日本も油断ならない。男性諸君ならお分かりだと思うが、駅や公衆トイレの後、手を洗っていない人(男性)は想像以上に多い。

この現実を目の当たりにしてしまうと、電車のつり革やエスカレーターの手すりなどを手にする時、なんとも複雑な気持ちになってしまうのである。いずれにせよ、外出後などはきちんと手を洗うようにしよう。

参照元:SouthChinaMorningPost(英語)

▼きちんと石鹸などで洗おう!