人気アイドルグループ「AKB48」と並んで、秋元康氏がプロデュースする「SDN48」が突然、解散すると発表した。これは、2011年10月15日に東京・秋葉原のAKB劇場で行われた「誘惑のガーター」公演で発表されたものである。

あまりにも唐突な発表にファンは、「うそですよね?」、「理由が知りたい」など、困惑している様子だ。ファンからの意見に応える形で、劇場支配人はブログに説明を投稿しているのだが、それによると「メンバーにとって必要な試練」とのことである。

この発表は、キャプテンの野呂佳代さんから発表されたものだ。「SDN48は、それぞれのメンバーが進むべき道を目指すために全員揃ってグループを卒業をすることになりました」として、2012年3月31日をもって解散するとのことだ。

「それぞれのメンバーが進むべき道」の具体的な説明がないために、ファンは困惑している様子であり、AKB劇場支配人のブログには次のようなコメントが寄せられている。
 
【 SDN48、メンバー全員卒業に対するファンの反応 】

「理由をはっきり」
「ちゃんと説明してください。なんでなんですか?」
「突然すぎてビックリしています。詳しい説明を早急にしていただきたいと思います」
「理由と経緯を嘘偽り無く正直に説明して欲しいです」
「正直意味が分かりません。呆れました」
「解散じゃなくて卒業ってことはSDNグループ自体は消さないということ?」

いずれのコメントも、解散宣言を悲しむとともに、詳細な説明を求める声が相次いでいる。

ちなにみ野呂さんの発表では、3月31日に解散コンサートを開き「SDN48としての第一章はその役目を終えます」としている。しかも、「全員揃ってグループを卒業」と説明していることから、「メンバーを入れ替えて、第二章をやるのか?」との意見もある。

このことについて、劇場支配人は10月16日未明にブログを更新した。今までの活動が多くの支援と理解を頂き「恵まれた環境」のうえで成り立っていると説明し、以下のように述べている。
 
【 メンバー全員卒業について、10月16日未明に掲載された劇場支配人からの説明 】
「ただ、その反面その恵まれた環境を当たり前だと思っているメンバーが多くなってきた事も事実です。このままの状態で続けて、本当にそれぞれが自分の夢を掴み取ることが出来るのだろうか? ずっとその事をスタッフとも考えてきました。

「どうすることがメンバーにとって一番良いのだろうか?」

そう考えた時に、3月31日のライブに向かって頑張るという一つの大きな目標を設定することが、もう一度自分の本当の夢は何なのか?を考える機会になるのではないかと思い今回の決断をしました」(劇場支配人のブログより引用)
 
とのことだ。さらに、
 
「『全員卒業』ということがそれぞれのメンバーの夢を叶える『近道』になるかどうかはわかりませんが、メンバーにとって必要な試練だと思います」劇場支配人のブログより引用)

つまり、全員卒業は試練ということになる。この説明についてファンは、「理由になってなくない?」、「SDNだけが恵まれた環境にあるんですか?」、「納得出来ません」、「みせしめってことですか」など、厳しい意見が寄せられている。

あまりにも唐突な発表に、ファンは置き去り状態ではないだろうか。このことについて劇場支配人、ならびにSDN48の運営を務める「AKS」は、さらなる説明を求められることになりそうだ。

参照元:SDN48劇場支配人のブログ