ほとんど半世紀前に描かれたスパイ漫画『アクションガールズ』が公開され、多くの読者に強い印象を残した伝説の天才少女漫画家「満利林(マリリン)」先生(58)

現役漫画家の実母であるということよりも、独創的なタッチと「まさかのオチ」、そして「10歳のころに描かれた」という才能が大きな話題となっていた。

そんな満利林先生から、当編集部に1通の封書が届いたのだが……中を開けると衝撃的な事実が待ち受けていたのである!

同封されていたのは、2011年度版の満利林(マリリン)による新作イラストと、プリントされた一枚の手紙

まずイラストから見ていこう。パッと見……、とても不安になってしまう絵である。大丈夫なのか満利林先生!と叫びたくなるほどの、不安げな構図なのである。

描かれている女性は、おそらく満利林先生本人である。エプロン姿の、58歳になった満利林先生である。「わたしゃ仁先生かあーっ」という謎のセリフは、おそらくドラマ『JIN -仁-』のことであるが、意味はよく分からない。

エプロン姿の満利林先生は、「オッギョ~」という謎のセリフと共に、空から落下していく。背景には、はっきりと東京スカイツリーが描かれている。これは何を暗示しているのだろうか。そして、何を思いながらこの絵を描いたのであろうか……満利林先生、大丈夫なのか!?

さらに衝撃は続く。それは、読者に向けての感謝の言葉から始まる手紙の内容である。スキャンしたものを掲載したので全文はそちらをご参照して頂きたいのだが、要約すると――
 
・漫画家になりたいと思ったことはなかった。
・10歳の少女が描いたという印象が一人歩きしていて困惑している。
・58歳のアラウンド還暦でボケかけており、軽く「10歳くらい?」と答えた。
・もしかしたら12歳前後だったかも……。
・コメントを下さった皆様に心よりお礼申し上げます。

 
――といった感じである。10歳だったのか、それとも11歳だったのか、それとも12歳だったのか……その真実は闇のままだが、たとえ12歳前後であったとしても、あの『アクションガールズ』を描いた満利林先生のセンスには脱帽するばかりだ。

さらに情報によると、無類の酒好きの満利林先生は、「ややアル中気味か?」と自分が思えるほどに手がプルプルと震えてしまうらしく、今回のイラストも上手に描けなかったとのこと。しかし、現在の満利林、すなわち「満利林2011」を全身全霊で皆に見せたかったとのことである。

ちなみに用紙の裏面には「MAXON」の文字が。これは有名な漫画用原稿用紙のメーカー名であり、満利林先生は漫画家御用達の漫画用原稿用紙の裏面に今回のイラストを描いたもよう。なぜ裏面なのか。まだ表面に描ける状態ではないということなのか?

謎は深まるばかりだが、満利林先生ファンとしては是非とも『アクションガールズ』の続きを読んでみたいところである。伝説の少女漫画家・満利林先生(58)の完全復活を願ってやまない。

写真:ロケットニュース24

▼満利林2011新作イラスト

▼手紙