中国人はなんとも情熱的な国民性を持っている。うれしいときは大いにに笑い、気にいらないときは本気でキレる。

そんな性質のせいか他人どうしのちょっとした小競り合いなんて日常茶飯事なのだが、先日地下鉄でとんでもなく派手な喧嘩が起こり話題となっている。しかもネット上に出回った動画にはご丁寧にプロレス・格闘技風の解説入りなのである。

「2011年度WC中下流階級マッチ」と銘打って始まったこの「試合」。締め技、投げ技、打撃とルールは何でもありのプロレス式総合格闘技。会場である地下鉄車両の中にあるものは何でも使ってよしのルールだ。

青服の青コーナー(以下青)と白服・白コーナー(以下白)、両者ともに上海人である。

まず、青のとび蹴りが炸裂。応じるように白が2発飛び蹴りをかまし「試合」が始まった。両者ともつり革を駆使した飛び蹴りが得意技のようだ。

打撃・締め技の応酬のあと、突然のレフェリー・ストップ。青を座らせ、インターバルかと思いきや、白がルール無視の猛撃。それに青が逆ギレし再び打撃戦となった。

双方攻撃は激しさを増し、どちらかが倒れるまで終わらないのではないかと思われたところ、車両は駅につき、白が車内から脱走、棄権したとみなされ終了した。

この一連の様子について、ネットユーザーからは

「ひでぇ」
「頭おかしいんじゃないのか」
「レフェリーが不公平だな」

などとコメント。

また、解説者については

「解説者神だわ」

との声も出ている。

なお、これは試合ではなく、喧嘩である。いい大人がこんなに本気の喧嘩をしてしまうとは……中国人はやはり底知れぬパワーを持っているようだ。

参照元:Youtube gumodrew(中国語)

▼ケンカキック!

▼ブルドッキングヘッドロック

▼飛び蹴り、「おりゃー!」

▼動画はこれだ!