北米で絶大な人気を誇るラーメン屋『一風堂』が、飛ぶ鳥を落とす勢いで欧米人に支持を得ている。しかもラーメン1杯が14~17ドル(約1100~1300円)するにもかかわらず、大盛況というから驚きだ。

北米では飲食店で18~20%のチップを支払うのが常識なので、1300円にチップ代金260円をプラスして1560円のラーメンということになる(さらに消費税がかかる)。また、トッピングを全部入れると最大でラーメン1杯2300円(チップを入れると2760円)ということになり、日本人のラーメンの価格相場から考えると鬼のような価格となる。

しかし、「そんなの食ってらんねーよ!」と思うことなかれ。日本と同じ味を北米で食べられるというだけで日本人にとっては嬉しいこと。そして欧米人にとっては「極められた異国料理」の味を体験できるのだから、安いものである。

また、この『一風堂』を日本の普通のラーメン屋だと思っているのなら間違いだ。雰囲気はモダンなレストランやバーと言っても過言ではなく、お酒を飲みながらゆっくりとラーメンを堪能できる雰囲気になっているのだ。

日本のラーメン屋だと、食べたらすぐに店から出ないといけない雰囲気があるが、ここはその逆であり、赤ワインを飲みながらゆっくりと「癒やしのひととき」を堪能できるのである。記者がラーメンを食べている最中も、多数のカップルや家族、友だち同士がゆっくりとラーメンや一品料理、お酒を楽しんでいた。

記者は試しにラーメンとボルドーワインを注文して一緒に食べてみたのだが、これがまた非常に美味しい。濃厚なスープの博多系ラーメンに、赤ワインがここまで合うとは思わなかった。

チュッチュとキスをしながらラーメンをすすっているカップルがいて目のやり場に困ったが、そんな行為すら許されるオトナの雰囲気が漂う『一風堂』。ニューヨークでステーキやハンバーガーを堪能するのもいいが、あえて『一風堂』で赤ワインを飲みながらラーメンを食べるのもツウな旅の仕方である。

ちなみに、記者は取材としてニューヨーク支店に出向き、白丸肉ラーメン(トッピング全部入り)、わさび豚骨ラーメン、赤ワイン、小さなお茶漬けを注文したが、税込みで70ドルかかった。チップを含めると84ドルかかっており、日本円にして約6500円かかった。

赤ワインが18ドルと少々高額だが、それを抜かしたとしても5000円であり、日本人からすると高額に感じるのは否めないが、すでに説明したとおり体験する価値があるのは確かであり、多くのリピーターの欧米人がいるのも確かなのだ。

写真: RocketNews24.
Coverage: Kuzo