電車のなかでの迷惑行為、特に痴漢行為は、決して行ってはいけないことである。被害を受けた女性はもちろん、明確な根拠もなしに難病の老人が『冤罪』で逮捕されてしまうこともあるのだから。

西武池袋線で痴漢行為を働いたとして、膠原病患者の小林卓之さん(68歳)が逮捕されたのは平成17年のこと。車内はすし詰め状態で、動くスペースもなかったようだが、膠原病による関節痛や倦怠感を覚えながら電車に乗っていたそうだ。

その際に一気に人が押し寄せてきたことで手に激痛が走り、右にずれたバッグを引きもどせない状態が続いた。その間のことが原因なのかは定かではないが、ホームへ降りると泣いている女性がおり、男性に腕を掴まれて痴漢の疑いをかけられたという。

その後警察による取り調べが続き1年10カ月の刑が確定したのだが、明らかになっている証拠が全て無視されて収監され、現在小林さんは十分な治療が受けられないのだそうだ。その証拠の一部は以下の通り。
 
1.犯人の顔を見た人は誰もいない

2.女性が痴漢を訴えた直後、犯人は車内の人ごみをかき分け2メートル先くらいまで逃げた。それを私人逮捕したX氏は目で追い、駅を降りた直後人ごみの中から小林さんを見つけ捕まえた。
→厳密な現行犯逮捕ではない。

3.小林さんは膠原病を患っており、当時物に指先で触れるだけで激痛が走る状態だった。(医者の証言) → 裁判所 :事件前のカルテには、人差し指は痛みで動かないとあるが中指については触れていないため犯行ができなかったとは言えない。

(西武池袋線痴漢冤罪小林事件@wikiより引用)
 
上記の証拠が書かれていた小林さんを支援する会のページを見ると、その他にも被害女性の証言の矛盾や、検察への鑑定結果開示が却下されるなど、多くの疑問点が指摘されている。

健康な男性でも冤罪の被害を受けることは耐え難い苦痛だが、全身に疾患が出る膠原病の患者が刑務所に長期間入れられなどされたら、命にかかわることになるかもしれない。

現在小林さんは医療刑務所ではない静岡刑務所に収監されているそうで、実際に体へ悪い異変が起こる可能性も否定できない。一刻も早く解決するか、小林さんが十分な治療を受けられる体制を整えることが必要だと思われる。

参照元:西武池袋線痴漢冤罪小林事件@wiki