物価が高い東京にも、無料で遊べるスポットがあるのをご存知だろうか。しかも、ひとつやふたつではなく、探せばいくつも出てくるのだ。出費がかさむ連休に向けて、今から若干頭を悩ませている人には耳寄り情報なのは間違いないぞ!

本日は、タダだからといってガッカリ感はまったくない、満足度の高い超お得な東京の無料観光スポットを、厳選してご紹介しよう。かなり気が利いたところばかりなので、急なデートのためにも、ぜひメモっておいて欲しい!

【グルメ】
まずは、腹ごしらえだ!

【1】 ビール3杯無料、注ぎ方のレクチャー付き!
サントリー武蔵野ビール工場見学(最寄駅:府中本町駅ほか)

ビール好きは必見だ。1963年に設立された工場内の作業工程を見学することができる。そしてひとり3杯まで、できたてのプレミアムモルツを試飲できるぞ! しかも、おつまみ付きだ。さらに究極の美味しい注ぎ方も教えてもらえるというから、しっかり伝授して気になる異性に披露しよう!

【2】 お茶と超うまい和菓子を堪能しよう♪
光明寺 神谷町オープンテラス(最寄駅:神谷町駅ほか)

お寺に作られたオープンテラスで、お茶やお菓子を無料で頂くことができる。お菓子は、わらび餅など約十種類のなかから、日替わりで提供されるのだ。人気のため、事前に予約のあった人優先にもてなす。このテラスの趣旨は、お寺を身近に親しんで欲しいためだという。僧侶の善意で行われているので、感謝の気持ちを持って利用したい。

【3】 都会の天然水 そこにいるだけでも癒される
真姿の池湧水郡(最寄駅:国分寺駅ほか)

なんと、東京に湧き水があるのをご存知だろうか。役所では「管理されてないため飲まないように」と指導しているようだが、地元の人はポリタンクに汲みにくるなど生活に浸透しているようだ。万が一旅人が飲む場合でも、自己責任だぞ。都心からすぐ近くにある田舎を心から堪能したい。

【4】 キムチ作りに詳しくなる
キムチ博物館(最寄駅:四谷三丁目駅)

最近では日本でも御馴染みのキムチ。だけど、その作り方を知る日本人は少ないのではないだろうか。というわけで、本国よりキムチ作り道具を取り寄せたこの館内で、キムチ作りの過程に触れてみよう! 有料になるが、キムチ教室もやってるぞ!

【アトラクティブ】
都会にいながら自然を満喫せよ!

【5】 江戸時代の水路を船に乗って満喫
和船乗船体験(最寄駅:東陽町駅ほか)

江戸時代から伝わる和船に無料で乗船できる。場所は、横十間川親水公園を通る水路、横十間川。江戸時代に家康が作った小名木川の分水である。伝統を愛し守っている「和船友の会」により運営されている。船は、800メートル程を約20分ほどかけて進む。都会のオアシスとして一度は立ち寄ってみたいものだ。

【6】 釣りをして、忘れていた野性の勘を取り戻せ!
目黒区立清水池公園釣り堀池(最寄駅:学芸大学駅ほか)

都内では数少ない、釣りのできる公園。いつも地元人や旅人たちで賑わっているぞ。寒い時期ぴったりの「底釣り」と、温かい時期にぴったりの「中釣り」の、どちらのポイントも備わっている。気分転換にふらっと訪れてみたいものだ。

【7】 自然を目下にモノレールで優雅に移動
あすかパークレール(最寄駅:王子駅ほか)

飛鳥山公園に設置されているのが飛鳥山モノレール。バリアフリーのために、公園入り口から山頂までを2分で結ぶ。冷暖房完備で車イスやベビーカーの利用もできるという。これからの季節、ぜひとも紅葉を見に行きたいところだ。さらには桜の名所でもあるので、春も見逃せないぞ。

【8】 歩き疲れたら、プチ温泉で癒されるべし
こもれびの足湯(最寄駅:東大和市駅ほか)

東京都自然環境保護施設域に指定されている森林と玉川上水緑未知との間にある足湯。2007年に誕生した。地下250メートルの井戸からくみ上げられた地下水を、三都市のごみ焼却で発生する熱を活用して沸かしている。実に、無駄のないシステムだ。ほかにも、手湯や足つぼコースなどがあるぞ。

【9】 夜はロマンチックに夜景を楽しもう!
東京都庁展望室(最寄駅:新宿駅ほか)

地上202メートル地点に設置されている展望室。第一本庁と第二本庁、それぞれから都内を見渡すことができる。日中、空気が澄み渡る日は、富士山も眺めることができるぞ。ちなみに、元旦は朝のみ特別に開室される。これは、事前応募で抽選した人600名限定だ。気になる人は都庁のサイトをチェックしておこう。

【文化】
心が温かくなる芸術と歴史に興味がある人はコレだ!

【10】 芸術の秋! プロによる本格クラシック音楽の生演奏が聴ける
東京藝術大学奏楽堂 モーニングコンサート(最寄駅:上野駅ほか)

せっかくの芸術の秋。クラシックを生演奏で聴いてみるのも良い。東京藝術大学奏楽堂では、木曜日の午前中にモーニングコンサートが行われている。開演は朝11:00。プロのオーケストラ『藝大フィルハーモニア』と、東京藝大の成績優秀者のなかから選ばれた学生1名による、オーケストラの生演奏が聴けるぞ。 そして席は、皇族やVIP訪れたときに座る18番や19番がオススメらしいぞ。

【11】 日本の中心地で崇高な気分に浸りたいときは…
皇居一般無料参観(最寄駅:二重橋前駅ほか)

事前に申し込みした人だけが入れる、皇居参観。詳細は、宮内庁ホームページなどを確認しよう。約75分の間で、桔梗門から入りビデオを見たあと、宮殿東庭、正面鉄橋、富士見櫓をめぐる。距離は約2.2キロ。日本人なら一度は立ち寄ってみたいエリアである。

【12】 囲炉裏に火がくべられている古民家で静かなひとときを過ごしたい!
次大夫堀公園民家園(最寄駅:成城学園前駅ほか)

世田谷区に残る、江戸時代後期の主屋「旧長崎家住宅主屋」を移築復元。古民家や景色を復元するだけでなく、リアリティを追求している。屋敷のなかにある民具は実際に手に触れることができ、さらに、囲炉裏に火がくべられているのは、ほかにはない。古き良き文化を実体験できるぞ。

(※詳細は必ず各サイトで調べてから出かけよう!)

あなたにピッタリのお得スポットは見つかっただろうか? これからやってくる三連休は、これでもう頭を悩ませずにすむだろう。ただし、なかには閉館している場合もあるかもしれないので、各自調べてから出かけるべし! ぜひ、参考にして、有意義な休日を過ごして欲しい!
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