世界のパクリ大国中国。人気キャラクターから電子製品まで様々な商品と企業が被害に遭っているが、中でもアップル社関係のパクリ数は随一だ。

先日、ロケットニュース24でも中国の偽アップルストアをご紹介したが、同社がついに業(ごう)を煮やしたのかある企業に法律事務所を通して正式に抗議文を送っていたことがわかった。抗議先は「四川方果(ほうか)食品」、中国四川省にある食品メーカーだ。アップル社の抗議内容は以下の通りである。

アップル社が北京の法律事務所を通して送った文書によると、抗議の理由は「方果食品のロゴとアップル社のロゴが酷似している」、「方果食品が最近、食品会社にも関わらず『ゲームソフト』『ノートパソコン』のカテゴリで商標を申請した」という2点だ。特に2点目がアップルの逆鱗(げきりん)に触れてしまったらしい。

方果食品のロゴは、右上に葉っぱがついていて、左下4分の1がパックリ開いた赤い果物。確かにアップル社のロゴ「一口かじられたリンゴ」を容易に想起することができる。食品メーカーなのに電子関係で商標登録しようとしているのも謎だ。

方果食品側は抗議文を受け取ったことを認めたものの、ロゴの変更は断固拒否。「確かに我々のロゴはリンゴに見える。しかし、これは漢字をアレンジして作られているものだ。しかも、葉の形も向きもアップル社のものとは異なる」と反論。葉の形や向きについては少々苦しい気もするが、ロゴ自体は確かに遠目に見たら「方」の字をデフォルメしたものだ。

さらに彼らは「我々の創業時はアップル社という社名は聞いたことはない」とも主張。方果食品は創業約30年。アップル社の創業は35年前の1976年。方果食品創業時、アップル社は有名ではなく、知らなかったと言うのは無理な説明ではない。

また「ゲームソフト」と「ノートパソコン」での商標の申請については現段階では特に明確な事業計画はなく、将来の可能性を広げるためにすぎないとしている。

方果食品はアップルの抗議に対し「それでは民意を問えばいい」と、緊急アンケートを実施。自信があるのか相当強気である。その一方で「我々にも家族でアップル社の製品を使っているものはいますが、今回の事態を受けたからと言ってボイコットさせる気はありません」と大人な余裕をアピールしている。

ネットユーザーからは「アップルというかむしろLGのロゴに似ている」とつっこまれているが……正式に起訴となれば、事実上野放し状態の中国パクリ市場に一石を投じることになりそうだ。

参照元: Mic gadget(英語)

▼こちらが緊急アンケート「私はアップルじゃない!」と激しく主張だ