みなさん、早急に双眼鏡の準備をして頂きたい! なぜなら一生に一度しか見られないであろう超新星が、今日9月9日から12日にかけて双眼鏡で見られるからだ。

これはオックスフォード大学の科学者チームの研究により分かったことで、この超新星の明るさは1954年以来の最高レベルのものに達すると予想されている。

そもそも超新星とは巨大な星が一生を終える時に起こす大爆発のことで、通常ほとんどの超新星が10億光年以上先のところで起きる。しかし、今回発表された「PTF-11kly」という超新星(上の写真に表記されているもの)は2100万光年という地球に非常に近いところで起こっており、それゆえ双眼鏡を使っても見えるくらい明るいというわけなのだ。

そして気になる「PTF-11kly」の場所だが、北斗七星の柄の2つの星(おおぐま座のしっぽに当たる最後の2つの星)の左上にある。光の色は青白で、可能なら街の明かりが少ないところで見ることをおすすめする。

今回の超新星はタイプ1a型に分類されており、地球ほどの大きさの星が爆発したようである。この超新星について、研究チームのリーダーである天体物理学者のマーク・サリバン博士は、次のように語っている。

「今回の超新星はきちんとした双眼鏡があれば、誰でも見ることができます。きっと多くの人にとってこれは、自分の目で超新星という『花』の開花としぼみを見る人生で一回きりのチャンスになるでしょう。このような現象はこれから100年以上見られないかもしれませんから」

ちなみに超新星が最も明るくなるこの数日間を逃すと、10月中旬まで望遠鏡を使わないと見えなくなるという。ぜひ今夜は友達や家族と空気の綺麗な海や山に出かけ、一生に一度しか味わえない宇宙の息吹を感じてみてはいかがだろうか?

(文=田代大一朗
参照元:Daily Mail, University of Oxford, Youtube/telegraphtv (英文)

▼爆発する際、光の約10分の1の速度でガスや放射線を排出する

▼この動画により、今回の超新星の正確な位置が確認できます