日本で約1500万人が利用しているといわれるインターネットのコミュニケーションサービス「Twitter」。ユーザーの増加に伴い情報の精査が難しくなってきている。フォローしている人の数が増えると、誰いつ、どんな発言をしたのか確認することが難しくなることさえある。

ハッシュタグといわれる「#」付きの発言で、情報管理に役立てている人もいるかもしれないのだが、この使い方があまり思わしくない人もいるようだ。そんな人のために、正しい使い方をお伝えしたいと思う。

ハッシュタグのノウハウを伝えているのは、IT系情報ブログの「The Next Web」だ。記事の冒頭には、「ハッシュタグの間違った使い方が、どれだけ腹立たしいか、説明するのが難しい」と怒りをあらわにして、そのノウハウについて説明している。以下がその内容である。Twitterを頻繁に使い人はあらためて使い方をおさらいして頂きたい。

【 Twitter「ハッシュタグ」の正しい使い方 】
・ 正しい使い方
1. コミュニティの記録として使う
ハッシュタグは、もともとコミュニティのメンバーと発言を共有するために使われるもの。同じトピックを共有するのに、大変役立つ。

2. トピックに参加するために使う
Twitter上で議論がされていて、途中から参加しようと思ったときに、ハッシュタグをつけて発言すると目印になる。後からその議論を振り返るのにも便利。

3. トピックの参加を促すために使う
たとえば、共通のテーマで議論を開始するときに、事前にハッシュタグを伝えておくことで円滑に議論を促すことができる。

4. ハッシュタグを使ってコンテストを開催する
企業や組織主催のコンテストを行うときにでも、ハッシュタグは有効に活用できる。ハッシュタグを使ったコンテスト、キャンペーンを開催している企業は意外に多い。
 
・ 間違った使い方
1. 発言内容のすべての言葉にハッシュタグをつける
発言内容のすべての言葉にハッシュタグをつけるのは控えよう。たとえば、「#おはよう」「#今日」は「#おいしい」「#ラーメン」を食べました。のように、発言の合間にいちいちハッシュタグをつけることは好まれない。必要なときに、必要なものをつけるのが良いだろう。

2. あきれるほど長いハッシュタグを生成する
「#Useonelonghashtagtodescribeyourentiretweet」のように、無意味なほど長いハッシュタグもNG。端的にトピックやコミュニティを象徴するような文言の方が良い。

3. 意味のわからないハッシュタグを使う
そもそも、そのハッシュタグの意味を理解せずに発言しているという人もいる。無意味に使用するのも、あまり歓迎されることではない。

4. ハッシュタグと無関係の発言をする
ハッシュタグ本来の用途を逸脱し、発言のたびにハッシュタグを使うのもスマートではない。熱く議論がなされているタグを使って、「おはよう」や「これから出勤なう」などと発言するのは、議論に水をさすことになるだろう。
 

以上がハッシュタグ使用のノウハウである。これを参考に、楽しいTwitterライフを楽しんで頂きたい。また、これまでにハッシュタグを使った発言をしたことがないという人も、これを機に挑戦してみて頂きたいものである。

参照元:TNW(英語)