言う事を聞かない、なんでも自分でやりたがる、叫ぶ、暴れる……歩き始めから3歳頃までは、子育てが困難だと感じる親が多い時期ではないだろうか。

海外のニュースサイトが「1~3歳頃の子どもによくある10の問題とその対処法」を紹介しているので、悩める親の皆さんにぜひ読んでいただきたい。

その1:食べ物をまき散らす
食事中に興奮し、食べ物が宙を舞う。床も壁も食べ物だらけ……レストランでも奇声を上げながら散らかしまくる。こんな時はどうすれば? 『パワフルな子ども』著者のR・ベーカー氏は、遊び始めてしまったら止めてもエスカレートすることが多いので、無視するべきだと述べている。

必死になだめたり叱ったりするよりも、「いいよ。投げるんだったらご飯はあげないから」くらいの冷静な態度でのぞもう。食事を取り上げるのはかわいそうだが、次の食事時にちゃんと食べるようになるはず。

その2:謎のプチ暴力
家族や仲良しのお友達に、突然爪を立てる。ケンカでもないのに噛んだりつねったりする。『よちよち歩き期に起きること』著者のH・マーコフ氏らによれば、子どもは親の注意を引きたいがためにこうした行動をとることがあるという。また愛情表現として噛み付いたりすることも。

しかし、通常は言葉の発達と共に減ってくる。たどたどしくても自分の気持ちを言葉で表現できるよう、導いてあげよう。じっくり聞いてあげることが必要だ。

その3:「ダメ」と言っても聞かない
こちらが本気で止めていることが伝わらないこともしばしば。医学博士A・ソルター氏によると、2歳ぐらいまではルールという概念は理解できないので、やみくもにダメダメ言うだけでは意味がないという。

「ストーブに触っちゃダメ!」ではなく「ストーブは熱いよ!」など、そのつど理由を説明したり、他の事で気をそらしたりと根気強く相手をしよう。

その4:おちんちんトーク
人前で性器の話をされるとやっぱり気まずいものだ。しかし「自分の体に恥ずべき場所がある」という思いを植えつけないよう、「腕」や「頭」と同じように話をするようにするべきだと子育てアドバイザーのW・シアーズ博士は述べている。

その5:人前で股間を触りまくる
気付くとアソコに手がいっている……自然なことなので叱る必要はまったくないが、やめさせた方が無難な行動だ。『性に関する子どもの質問と正しい答え方』の著者J・トマス氏らは「プライベートな大事なところだから、人前で触るのは良くないよ」と説明するように勧めている。

その6:何かにつけ、ぐずる
とにかく何かあるたび泣く子もいる。L・マークハム博士は「言葉をうまく操れないうちは、ぐずりもコミュニケーションの一環。この時期は、何が不快でぐずっているのかすぐに原因を見つけてあげ、ぐずりがクセにならないよう気を配りましょう。この時期に多くの時間を共に過ごし、愛情をたくさん注ぐことが大事です」と言っている。

その7:静かな場所で大声を出す
電車やバスなど、静かにしていて欲しい場所で騒がれると、親もひと苦労だ。17カ月頃になると言葉を色々話してみたい衝動が強くなる。しばらくは効果がなくても、「おうちで出す声」「お外で出す声」の概念を、早い段階からじっくり教えるのもひとつの手。

また、「ひそひそごっこ」など囁き声で話すゲームも有効だ。「シーッ」と口に指を当てる動作を真似させるのもいい。

その8:八つ当たりをする
発達心理学者のS・デンハム氏いわく、幼少期の子どもは「遊園地の約束を破った父親でなく祖母に怒りわめく」など、別の人にあたることがあるという。個人の差別化という成長段階の途中であることも一因だ。理不尽な怒りは聞き入れられないことを強い態度で示すことが大切。

その9:どこにでも登る
椅子だの出窓だの棚だの、どこでもよじ登るという子どもはどう扱えばよいのか。『子どもの秘密』著者のJ・マーフィーは、どうせ止めても登るので、無理に止めるよりも安全に登れる場所を作ったり、安全に降りられるよう側にいて気を配ることを勧めている。

その10:癇癪(かんしゃく)を起こす
「魔の2歳児」という言葉があるが、癇癪の兆候は15カ月ほどでも現れる。この時期はまだまだ理性を司る左脳よりも感情を司る右脳の活動が活発なのだ。

大切なのは、「大人の注意を引きたいがための癇癪」なのか、「何かにイラついての癇癪」なのか見極めること。前者ならば相手にならず冷静に対処し、後者ならば優しく話を聞きイライラの原因を一緒に解決するのが良いとW・シアーズ博士は助言している。

歩き始めてからの数年は最も目が離せない時期。手探りでの子育てに大変な思いをしている親は多いだろうが、いつかはその手を離す時が来る。限りある子育ての時間を、楽しみながら切り抜けて欲しい。

参照元:babble.com(英文)
執筆:はせがわ彩子
Photo:RocketNews24.