ピカピカに磨かれたマシンより砂埃をかぶったツヤ消し黒のマシンを好むような人が、夜空を見上げて思い出すのは映画『マッドマックス』(Mad Max)シリーズである。いつ来るか分からない世紀末に備え、ヘアスタイルはモヒカンにすることも検討、「トゲ付き肩パット」の購入も視野に入れているマッドマックスファンは世界各地に存在する。

そんな根っからのマッドマックスファンたちが数日間にわたり荒野に集うイベントが、あまりにも本気すぎて世紀末感たっぷりなのでご紹介したい。

イベント名は「WASTELAND WEEKEND」。直訳すれば「荒野の週末」だ。映画『マッドマックス』が封切られた1979年以来、マッドマックスのイベントは、オーストラリアと日本でも開催されていたが、アメリカには存在しなかった。しかし2004年、ひとりのマッドマックスファンがアメリカでのイベント開催に着手。

当初はタンクローリーを先頭に高速道路を走るツーリングや、モーターショーの敷地内で行うミーティング的なイベントだったが、徐々に規模を拡大。2009年には開催地を『マッドマックス2』的な砂漠の荒野に移し、雰囲気的にも内容的にもパワーアップ。昨年2010年に開催された「荒野の週末」では、多くのメディアから注目もされ、イベントとしては大成功。

そして今年の2011年も、米カリフォルニア州の砂漠地帯にあるだだっ広い公園「Hパーク」において、9月23日から25日までの3日間にわたり『WASTELAND WEEKEND 2011』が開催!

予定されているプログラムは、「有名DJによるミュージックショー」、「ファイヤーダンス」、「マッドマックス的マシンのコンテスト」、「砂漠でのマッドマックスマシンレース」、「バトルゲーム」など盛りだくさんだ。

参加者は「トゲ付き肩パット」は当然のこと、それぞれ独自のマッドマックス的ファッションに身を包み、砂漠の荒野に集合。もちろんキャンプもOKだ。

たびたび延期されてきたマッドマックスシリーズ最新作の撮影が来年4月から再開されるとの情報もあり、マッドマックスファンたちのハートはヒートアップする一方。おそらく今年の『WASTELAND WEEKEND 2011』は、過去最高の盛り上がりになると思われる。

もし興味のある方は、無骨なバギーカーを用意してカリフォルニアの砂漠へ向かって欲しい。肩パットも忘れずに。ガソリンもだ!

参照元:WASTELAND WEEKEND(英語)
執筆:GO羽鳥

▼完全に世紀末

▼バイクは絶対につや消し黒だ

▼マッドマックス2的なマシンも!

▼思い思いの衣装で!

▼プロテクターは必須だぞ

▼マックスがいっぱい

▼復讐に燃えろ!

▼実に楽しそうだ

▼名シーンを再現することもできる!

▼ヒャッハー!

▼女性参加者もたくさん!

▼アイメイクも必須だ!

▼マッドマックスの世界観をよくわかってる女性

▼こんな乗り物も!

▼ジャイロキターーーーッ!

▼まるで武士。参考にしたい

▼モヒカンにしないと世紀末は生きていけない

▼おそらくバトルゲーム中

▼夜は衣装のコンテスト?

▼ファイヤーショーも!

▼これが模範的な世紀末ファッションだ!

▼肩パットのトゲはスパークプラグ!

▼ただただ美しい