大手飲料メーカーのサントリー(サントリーホールディングス株式会社)が、日本海を韓国名である東海と併記していた問題に進展があったのでお伝えしたい。

この問題は、同社の販売商品である韓国焼酎「鏡月」のブランドサイトで、商品名の由来に関する情報に「東海(日本海)」と表記しており物議をかもしていた。同社は8月19日午前に、このことの指摘を受けブランドサイトの表記を削除していたのである。そして商品情報ページに、「お知らせ」として謝罪文を掲載したのだ。謝罪文の内容は次の通りである。
 
・鏡月ブランドサイト内の表記について
「韓国焼酎「鏡月」のブランドサイトにおきまして、製品のネーミング由来を紹介する文章中にございました地名表記につきましては、あくまで、商品を紹介するための広告上の表現で、地名に関する見解を表明するものではありませんでした。お客様にご不快な思いをおかけしましたことに対して、深くお詫びいたします」(引用ここまで)
 
このことについて同社の広報部に尋ねたところ、次のような回答を得られた。「お客様からご指摘を受けまして、ブランドサイトを一旦閉鎖し、謝罪文を掲載させて頂きました。多くの方に不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます」と担当者は謝罪している。ブランドサイトは今後どのようになるのか? と尋ねると、「修正したうえで、改めて(ブランドサイトを)立ち上げさせて頂きます」とのことである。
 
ちなみにこの「東海」表記の問題は、2005年にもあったようだ。やはり同ブランドのコマーシャルで「東海」の表記がされており、とある人物が抗議する内容のメールを送っている。そうしたところ、同社は速やかに対応し、このコマーシャルの放映を中止したとのことだ。

その当時のことについても、電話で尋ねたのだが現在調査中とのことで具体的な回答は得られなかった。いずれにしても、この議論はしばらく続くものと思われる。

参照元:SUNTRY