3日間で約1万5000人ものコスプレイヤーが参加すると言われているコミケ(コミックマーケット80)。夏と冬の年2回の開催に合わせて、同人誌出店者たちは寝る間も惜しんで作品作りを行っているという。同様にコスプレイヤーたちも、この日に向けて衣装を制作したり、理想の体型を維持することに余念がないようだ。

会場の東京ビッグサイトの中庭と駐車場に設けられた「コスプレ広場」は、華やかなコスプレイヤーたちと、ベストショットを収めようというカメラマンで大賑わいであった。

実は記者(私)がコミケを取材したのは、開催2日目が初めて。1日で約15万人以上の人手が予想されるとは知りながらも、半ば軽い気持ちで出かけて行ったのだが……。入場は容易にできたものの、目的地にたどり着けない。

まずは東ホールに入ろうにも、長蛇の列で、たどり着くのに50分近くかかってしまった。しかもすでに汗だく。暑いのは外だけかと思ったら、人の熱気が外気を上回っていたのである。

さらに、中庭と駐車場に設けられたコスプレ広場では、カメラマンの多さに驚いた。会場内は常に行列が出来ており、どこへ行くのにも列を進まなければならない。しかし、コスプレイヤーとカメラマンが多すぎるために、コスプレ広場も人でいっぱいに。撮影で混雑すると、どこからかスタッフがやって来て、カウントを始めるのだ。

「では、あと5秒で解散して頂きます。5、4、3、2、1、ゼロ! では一旦解散してくださーい!」。スタッフがアナウンスすると、その場は解散となり、コスプレイヤーは休憩をするか移動しなければならないのだ。

解散を命じられても、再び撮影の輪ができ、混雑するとまた解散。これの繰り返しである。なぜそうまでして撮影をするのかといえば、やはりコスプレイヤーたちの仮装が魅力的であるためではないだろうか。

コスプレイヤーは自分のお気に入りの作品のキャラクターに成りきるために、キャラの衣装を忠実に再現している。見た目だけでなく、細部にまで手が加えられており、こだわりのすごさを感じさせるものばかりだ。

撮影に参加した結果、カメラを構える人たちの気持ちの一端を、垣間見た気がした。とにかく、コスプレイヤーとコミケ出展者の皆さん、お疲れさまでした。

写真:Rocketnews24

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