人が亡くなると、日本の場合は大抵は火葬され、お墓に納骨される。近年は、火葬後に海や山に散骨するというケースも増えているようだが、まずは荼毘(だび)に付されるのが一般的だ。

最近、海外の生物学に長けたアーティストが、まったく新しい死後のスタイルを提案している。彼女は、なんとキノコの菌糸を張りめぐらせたスーツを開発。これにより死後、キノコが死体を分解して土に還してくれるというのだ。

アーティストのジェー・リン・リーさんは生物学に精通しており、これまでに生物ならびに人の死に関する作品を世に送り出してきた。近年は「無限の埋葬プロジェクト」を立ち上げ、葬儀にまつわるアート作品をいくつも発表している。

このプロジェクトは、人が亡くなって土葬した後に、キノコ株の含まれた培養土をかけ、土に還すというものだ。このアイディアのさらに進化した形、それが「無限キノコプロジェクト」である。

発想は埋葬プロジェクトと同じ、しかし埋葬するプロセスが異なる。新プロジェクトは、土葬する前にキノコスーツを着せておき、後に土へと還すのである。

ちなみに使われている菌糸は、ごく普通のしいたけとヒラタケなのだそうだ。このスーツを着用して、本当に人体をスムーズに分解できるかどうかは不明とのことである。

たしかに火葬の手間は省け、見事に土に還ると良いのだが……。腐乱してしまわないかどうかが気がかりだ。

参照元:DVICE(英文)