中国でニセアップルストアが話題になったのは、記憶に新しい。非正規商品を流通させており、中国全土に異なる業者が店舗を構えているという。最近になってアップル社だけでなく、世界的な家具メーカー「IKEA」のニセショップが存在することが判明したのだ。

話題となっているのは、中国の「11Furniture」という名前の家具メーカーだ。このメーカーは、最近雲南省昆明市に、4階建て1万平方メートルの巨大店舗を構えた。

お店を構えただけであれば、それほど問題にはならないのだが、同社は青と黄色のイメージカラーがIKEAそっくり。扱っている商品や、店舗陳列、さらには併設されたカフェのメニューまで、ほぼ同じようなものなのである。

強いて言うなら、カフェのメニューが違うくらいだろうか。本家IKEAがスウェーデンのミートボールやサーモンを出しているのに対して、同社は中華風の豚肉料理、卵料理を出している点である。

以前の中国であれば、模造品を販売しているに留まっていた。本物そっくりのパソコン機器、携帯電話、ハンドバックからDVDプレーヤーに至るまで、本物とほぼ見分けが着かない精度のニセモノを販売していた。

最近はニセモノを作るだけではなく、売り方まで真似をするようになっているのだ。

このことについて、中国の小売販売に詳しい専門家は、「これらニセブランドの製品とコンセプトは、今の中国で求められているものだ」と説明している。

とはいえ、どれだけの中国人が本物ではないことを知っているのだろうか。11Furnitureは、名前こそ違えど明らかなパクリ。ひょっとしたら中国の多くの人々が、この先もIKEAという名前さえ知ることはないかもしれない。

参照元:CNBC,ottawacitizen(英文)