とある芸術家夫婦が、斬新な試みを開始し注目を集めている。2人は、見えないアートの博物館を設立した。見えないということは、どこに作品があるのかさえもわからない。もちろん、触れることもできないのだ。

しかしこの博物館の作品に、すでに買い手がついており、「新鮮な空気」と題された作品に1万ドル(約78万円)を支払った人物がいるという。繰り返すが、作品は見ることも触れることさえもできない。

この試みを行っているのは、ブレナード・キャリーさんとその夫人のダリアさんである。彼らは見えないアートの博物館のプロジェクトをスタートさせた。彼らが用意したスペースには見えない作品が並べられているそうだ。厳密に言えば、彼らの理屈では物質界に存在できない作品を紹介する場所として、将来的に博物館を建設したいとのことである。

すでにこの考えに感銘を受けたメディア関係者の女性が、最近「新鮮な空気」と題された作品を1万ドルで購入したそうだ。この作品も見ることはできない。では、どうやって販売したのかと言えば、彼女はお金と引き換えに1枚のカードを受け取った。

このカードを通して、「新鮮な空気」が提供されるという。この地球上でもっともおいしい空気を味わうことができ、平和と健康を得ることができるそうだ。彼らによれば、無限に空気の出る「空気の供給源」であるという。

実は夫婦は、博物館の運営資金を稼ぐために、出資を募っているのだとか。意外にも少しずつ賛同者が集まっており、すでに99人もの人が彼らのプロジェクトを支援しようとしている。

今後、どのような形で博物館が運営されていくのだろうか。そして、今後も作品を購入したいという人が現れるのだろうか? いずれにしても芸術の世界は奥深いものだ。

参照元:ODDYTYCENTRALnpr(英文)