ペットボトル、水、漂白剤の3つだけで生まれ変わった街があるという。それはフィリピンのスラム街で、この3つを掛け合わせることで、暗かった部屋に太陽光が注ぎ込まれ、人々の生活に明かりが灯し始めたようだ。

作り方は至って簡単。ペットボトルに水と漂白剤を入れ、穴をあけた屋根に取り付けるというもの。漂白剤を入れる理由は、これがあることで360度の方向に光を反射することができるから。そして何より凄いのが、なんと、55~60ワットの光を放つことができ、10か月間も維持できるとのこと。

このペットボトル光は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生が発明したもので、電力を全く使わないことから、凄い勢いで普及しているようだ。

実際に、私(記者)も、段ボールで実験してみたが、うまく太陽光を取り入れることができ、段ボール内に明かりを灯すことができた。念のため、漂白剤なしのペットボトルでも試したが、これだと、光が部分的に反射。やはり、漂白剤が入っていることで、広範囲に光を取り込むことができたのだった。

日本でも3月11日に東日本大震災があったばかり。備えあれば憂いなしということで、ペットボトルと漂白剤は準備しておいてもいいかもしれない。

参照:labaq.comisanglitrongliwanag.org

▼今回は、この段ボールで実験する。(in 新宿御苑)

▼天井に穴もナイ状態。結構、「暗い」というのが見てとれる。

▼天井にペットボトルが入るくらいの穴をあける。すると、光が差してくる。だが、360度にわたって照らすことは難しい。

▼水だけを入れたペットボトルでは、部分にしか光が入ってこない。しかしながら、これでも十分明るいは明るい。

▼ペットボトルに水と漂白剤を入れたものがコレ。安定感のある光が箱の中を照らす。目にも優しい光である。

▼これも漂白剤入りのペットボトル。やはり目に優しく、これなら電球なしで生活できるかも!?