その昔から、不老不死は人類の夢である。世界各国の古い文書に、生命の永遠を夢見たさまざまな物語が記されている。そのようなことは現実的に可能なのだろうか?

英国の科学者が寿命に関して、大胆の予測を立てている。それは今後、150歳の誕生日を迎える人が大勢現れ、25年先には1000歳まで生きることも可能のなるとしているのだ。

この予測は、老化の戦略的予防を考える「Strategies for Engineered Negligible Senescence(SENS)」のオブリー・デ・グレイ博士によるものだ。彼は老化防止や若返りの権威であり、過去に寿命に関する発表を多数行っており、学会でもその名を知られている。

彼によれば、「今後、およそ25年以内に、医学は老化に対して決定的なレベルに達する」という。世界中の多くの伝染病の治療法が発見され、医学と疾病との闘いは終わると予測している。そのうえで、細胞レベルでのダメージの蓄積を修復し続けていれば、長寿は夢ではなくなる、寿命1000歳も夢ではないと結論付けているのだ。

実際のところ、世界の平均寿命は毎年3カ月ずる更新されており、他の専門家の予測では、2030年には100歳以上が世界中で100万人に到達するものと見られている。

しかしこの予測に、反発する科学者もいる。発展途上の国々ではいまだに病気の治療技術の普及が進んでおらず、グレイ博士の予測が短絡的なものと指摘している。また高齢になればなるほど、体力が衰え、不健康な状態になるのではないかとの意見もある。

これに対して博士は、「老化のプロセスから見れば、継続的な医療メンテナンスを続けている限り、健康は維持され続ける」と反論している。

夢のような話ではあるが、仮に1000歳まで生きられた場合には、予想外の事態が発生するかもしれない。たとえば定年退職は何歳になるのか? 年金は何歳から受給するべきなのか? いずれにしても、今後の研究発表が気になるところだ。

参照元:MailOnline(英文)