2011年6月25日、福島第一原子力発電所のようすを中継する「ふくいちライブカメラ」が、奇妙な光景をとらえた。その光景とは、作業員たちが第一原発前で記念撮影しているようすである。

その一部始終がYoutubeに公開されているのだが、動画を見ると、絶え間ない緊張感のなか、作業を続ける作業員らが「ひと時の息抜き」をしているようにも思える。

この動画は、ふくいちライブカメラが同日15時頃に撮影したもの。第一原発の前に姿を現した作業員が、カメラに向かってポーズをとり、記念撮影しているのがわかる。動画を見たインターネットユーザーからは、次のような言葉がコメントされている。
 
・記念撮影する作業員に対するインターネットユーザーの反応
「まぁ息抜きも必要だよね。現場の人がんばれ〜」
「東電へ:コレ見ても作業員への締め付けはしないで下さい」
「命張って作業してくれている方に、  批判書くバカはいない。  みんな応援してるし感謝してる。  作業に携われる方の、心のゆとりが  むしろ素晴らしい」
「過酷な現場の最前線とおちゃめな作業員。  なぜか安心しました・・・。  必ず日本は立ち上がれる!  ありがとう」
「本当にありがとう。身体には気をつけて!  日本大好き。  ポーズめっちゃかわいい(笑)。 あとコメントに批判のコメントが  少なくて嬉しかった!」
「頑張って!」
「子供にさ「お父さん、日本を救うため頑張ってるんだよ」って写真。送ったっていいじゃない」
「思いのほかポーズに気合はいってて笑ってしまった」
「普通だと「なにしてんの」みたいな批判くらうのに  なんか笑えてくるw  むしろ頑張って! お疲れ様とか言いたくなる」
「がんばれー、数年後にあの時は大変だったねって  笑い話になることを願います」
「少しのユーモアやゆとりは必要だよね。ずっと張り詰めて何十日間­も作業なんて人間には出来ない。人間は逞しい。俺も撮りたい」
 
……など。激務にあたる作業員への労(ねぎら)いの言葉が多いようだ。観光地気分で記念撮影をする作業員たちの姿に、微笑んだ人も少なくないようだ。いずれにしても、健康に気をつけて作業をすすめてほしいものである。

参照元:Youtube ふくいちライブカメラ映像アーカイブ(fuku1live)