食べ物でもグッズでも映画でもゲームでも、「女の子にもオススメ」という表現を使用している商品に対しては警戒したほうがよい。「女の子にもオススメ」の「にも」にご注目いただきたい。「女の子にも」ということは、メインは「男の子」ということを物語っている。

つまり、男の子メインの商品を広告として出したものの、「客層として女の子をフォローしきれなかったのでとりあえずつけた言葉」である可能性が極めて高い。とりあえず「女の子にもオススメ」とつけておけば、幅広い層に向けて広告を出したような気分になれるので、広告を出している側としては安心できるのである。

逆の「男の子にもオススメ」という表現が極端に少ないのは、女の子をターゲットにした商品は男の子が振り向く商品にしにくいからである。ここ十数年で成功したのは最初に女の子向けに作られた『毛穴すっきりパック』ぐらいじゃないだろうか。これは買い求めた男性が多く、ついにメンズ用などが発売された。

では、男の子をターゲットにしつつも「本当に女の子にもオススメな商品」があったとしたら、どんな広告になっているのだろうか? そういう商品があったとすれば、もっと女の子にもオススメな理由や要素が広告内にちりばめられており、「女の子にもオススメ」の一言では終わらない情報があるはずだ。

よって、「女の子にもオススメ」とだけ書いている商品はたいして女の子にオススメしていないのでご注意いただきたい。逆に「男の子にもオススメ」という表現があったら、それはけっこう実用的で信頼のおけるものの場合が多いので、注目して損はないだろう。