世界最大のゲーム見本市「E3」。任天堂のブースは「WiiU」と「ゼルダ」に注目が集まっていたが、忘れてはならないのが『マリオカート』の新作である。

古くはスーパーファミコン版から始まり、任天堂の新ハードには必ずと言っていいほど進化してリリースされてきた『マリオカート』シリーズ。はたしてニンテンドー3DS版はどうなのか? 実際にプレイしてみたぞ!

まず感じたのは、ニンテンドー3DSならではの立体をフル活用しているということ。非常に奥行きを感じるのだ。前に走っているカートは前に走っているように見え、ゲートをくぐる際もゲートの高さを感じたり、自然と立体の世界に入ることができる。

あまりにも違和感がないので、「あれ? いまこれ3Dだっけ?」と錯覚してしまうほどだ。試しに立体機能をOFFにしてプレイしてみたが、当然ながら立体感は消え去り、「今までのマリオカート」といった感じとなる。

次なる特徴は、空を飛んだり水の中に潜ったりできるようになったこと。例えばジャンプ台で大きく飛ぶと、自動的にグライダーの羽のような翼が出てきて、そのまま空を飛ぶことができるのだ。空中からショートカットできることなども確認できた。

操作方法は今まで通りで実にカンタン。ちびっ子でもカンタンに操作できる安心設計だ。3DSになり、よりマリオの世界へどっぷり入り込むことができる『マリオカート』の最新作。発売日は年内とのこと。実に楽しみな一本である。

写真:ロケットニュース24